自然。地球の恵みに寄り添う生き方であれば、
自己表現・自己実現への欲求である自己顕示欲は薄らぐだろう、と。
自己顕示欲の洪水、現代人工社会。
誰かに伝えたいという思いの中に
自己顕示欲がある己に、西洋礼賛社会となった日本で育った私を観る。
たくさんのメディア、間接的な視覚・聴覚と共に、
教育という間接的な権威情報が相まって、己の思考回路が
作り上げられてきたように思う。
子供の頃の、体験からの実感。
五感が経験した世界こそはバランスを保つ財産。
視覚聴覚が突出した現代の道具ありきの人工社会で、
肉体・精神が歪むのは明白な訳で。
真の情報は己の内、内的世界から・・・と。
外的世界。
物質的な汚染に絡む、大量外部情報生産社会の汚染。
生物すべて、人間も自然からの恩恵で生かされているのだから。
自然を愛でる。自然を楽しむ。
自然を使役するのではなく。
五感の使い方が偏りがちな〝現代社会〟に問われていることは、
己の内、内的世界の声に気付くこと。