人間関係について
**** この書に記録された時代(1960年頃)までの ヘアー・インディアンの人間同士の関わり方は、 長く付き合うのは家族という単位であり、他人との関わりは 狩猟という目的、その土地でしばらく生活するのに 心地よい関わりができるか、という簡素な関係だ。…
**** 繰り返すが、人間関係の正解や解決策など当方には判るはずもなく。 人間の関係が生活文化によって異なることを この書籍を通じ備忘録として記したかった。 物質や貨幣を軸としたワレワレの社会。 ・組織的教育、宗教巨大団体、人工的な巨大国家、マスコ…
***** 「子どもの文化人類学」原ひろ子著 71〜72頁 それから、もうひとつ。かつてはヘアー・インディアンの人びとは、乳幼児の死亡率が高かったし、十代の育ちざかりの子どももよく死んでいました。子どもに自分を賭けたりしていたら、次つぎと子どもが死ぬ…
***** 「子どもの文化人類学」原ひろ子著 66〜72頁 ヘアー・インディアンは、「はたらく」ことと「あそぶ」ことと「やすむ」ことを、それぞれ区別しています。「はたらく」というのは、ムースやカリブやウサギを狩猟したり、魚をとったり、たきぎを伐り出し…
****** 「子どもの文化人類学」原ひろ子著 63〜65頁 キャンプ地で、子どもたちが気が合って生きいきとした毎日を送っているし、その付近には動物も豊富で毛皮もたくさんとれ、魚もおいしく、あと十日ぐらいの食糧は絶対に枯渇しないことがだれの目にも明らか…
ー 人間関係についての正解や結論を当方に書けるはずもなく。w ** グローバリズムが台頭し、席巻してしまったこの21世紀とは異なり、 急速にナショナリズムが排他されていく時代の、 20世紀中頃まで。現代物質文明に、当時まだ侵されてはいなかった、 自然界…
スマホという便利な携帯電話を 肩身離さず暮らすようになって、たったの数年。なぜ、そこまでコミュニケーションとやらが、必要になったのであろうか。人間は、孤独という状況を恐れる、貧しさという惨めさを受け入れられない、 そんな、拒絶心理は、どこか…