先日の木曜日。久しぶりにお天気が良かった。
洗濯も捗って、梅雨の終盤を迎える頃だなぁ、と思う。
自転車で用事を済ませるべく、街を徘徊する。
公園を通り過ぎる時、蝉の鳴き声が聴こえてきて。
思わず、深呼吸をした。
そう、蝉の声あっての夏の空気なのだょ、と。
そろそろ、梅雨が明けるよ、と。蝉が伝えてくれている。
湿度の高い、梅雨の終盤に聴こえてくる、シャワーのような
蝉の鳴き声は、身体が待っていたような気さえする。
長雨の日々から、季節の変わり目にどうしても吸い込みたくなる、
虫たちの束の間の命を育んだ大気。
なんて、幸せな空気なんだろう。
なんて、力のある空間を生きているんだろう、と。
そんな、当たり前の毎年に、全身震える時がある。
蝉の鳴き声が私に感動を
毎年、届けてくれる。
この喜びは、誰にでも届く。きっと、
自然は平等だ、と真実を確信する。
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