ただいま日記

洗脳社会〟の手法を「知って。気付いて。」 自分に帰ろう。今に戻ろう。

油  2


 

ずいぶん前のこと。

紙製の米袋に米糠をしばらく入れ置いてあったのを

ふと見たら、シミが出ている。

そうかぁ。米油か、と分かった。

が、糠からこんなにも自然に油が滲み出すものか、と驚いたことだった。

それまで、糠に油が含まれていることを意識することがなかった。

生物であれば細胞膜を構成する成分として脂質や蛋白質がある。

米は種だ。細胞として膜に油分があるのは当然のことだけれども。

 

自給率が他の食物に比べ最も高い、かろうじて維持できた

米は、日本人の主食である。

 

GHQ政治支配で、農地改革や西洋型の食事プロパガンダを経ても

自給を持ちこたえて来た米作。 

 〜人間に元来“主食はない”という自説はあるけれど…さておき〜

が、それもおそらくは政治的支配の何かと引替えになったのだろう。

日本に対し(勿論・計算ずくの)敗戦国烙印のもと、

USAを傀儡とした偽ユダらのそろばん勘定が合わないことでは、

決して政治采配の自由をも与えないやり方だ。)

 

 

しかも、江戸中期から現代にかけて搗米・精米する習慣が浸透したから、

米糠で油の原料調達し、国内生産可能な食用油だ。

菜種、コーン、大豆 に比べると米糠からの抽出量は少ないそうだが、

他の植物と違って、糠である。限りなく無償に近い。

かつ、植物を無駄に粗末にしないで済む。肥料にも適している

一石二鳥の原料だ。

 

菜種油は江戸時代には、灯りなどの燃料として利用していたそうで。

本来、食用に適さないだろう、と武田邦彦氏が指摘している。

かつ、キャノーラ油(菜種の遺伝子組替油)は、欧州で工業用油として

開発され利用している、食用にしていない代物だ。正に今、日本はゴミ箱状態だ。

キャノーラ油が危険だとする話題がネットでも多く見られる。

 

 

 

輸入に頼らなくても、食用油の「原料」を安価に確保できる。

また、他の食用油より加熱しても酸化しにくい、

生物細胞の酸化も防ぐビタミンEを多く含有したり、と

様々な利点が多い米油。

 

 

 

偽油田が君臨する多国籍企業らは、軍事特需生産物が

世界大戦終了と同時に余剰し、特に日本は余剰農産物の得意先、

否、処理場として戦後以降、標的にされた。

現在も遺伝子組換や放射能汚染などの訳あり資源の処理場扱い。

 

ゆえに、日本の国内資源で製造や市場が成立することを偽油田は許さない。

衣食住のすべて、社会システムの物理的な

「原材料」「燃料」を輸入、他国(特に欧州系・USA企業)に

依存せざるを得ない国家・社会システムにしておくことが、

偽油田にとっては、あらゆる戦略の自由になる手立てとして、最重要項だ。

優性学思想の彼らは、戦略に道理や倫理などみじんも無かろう。

鎖国時代の日本を逆手に取った国民国家の瓦解方策にも思える

 

近年日本の食料自給率は約38%前後を推移。

オーストラリア223%カナダ264%アメリカ130%

フランスは127%ドイツ95%。(農林水省独自計算“カロリ-ベ-ス”より)

 

内需給率を上げる事は国の体力を保つ事であり、すなわち国防だ。

国防の本質を考えると、戦力や武器という物理的なことではなく、

民族性・固有性・地域の自然摂理の維持であろう。

 

また、通貨に価値を保ち続けさせ

貨幣経済の死守は、世界中を簡易に単一に支配する

意図の国際金融家として、大規模な輸出入も必須条件である。

排斥対象国の自給率向上、個人の自給自足生活は、

優性思想の国際金融家にとって御法度だ。

 

 

 

 

茶番劇の事件事故テロ戦争などによって、

国際協定、条約、法律、何とか認定とかを

マスゴミで偽世論を捏造し民意を翻弄しながら、

それらを締結させ、手足を縛るが如く、

偽ユダによる日本支配が続いている。

条約・協定や認定は、調印や表彰のような

儀式(合意というイーブン)によって、

彼らの因果応報(見えない意識層のルール・無意識層)の

回避手段なのだろう。 

また、処分品さえ有難がって、相当の対価を支払う

愚客には、あの手この手(マスゴミ・その元手資金)を使ってでも

逃す事はしなかろう。

 

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書籍「逝きし世の面影」で知った

幕末迄の日本の真実の姿や心象。

 

明治維新以降、軍事社会・その狂育で

日本人の幸福感は次第に薄れ、

徐々に人々の心や風景、生活が荒んでいったことが分かる。

勤勉さというプロパガンダがネックとなって、金銭獲得が目的に据えられ、

意地と我欲が産物となる「競争」意識が社会通念となり始め、

他人の苦しみ悲しみは己の悲しみ、という思いやりと真逆の、

他人の苦しみ悲しみが己の優越感になるという、

多くの人の意識が醜く変わっていった。

 

我慢と恐怖で村意識を巧みに操られ、善良で真面目な国民性

ゆえに勤勉金銭労働は浸透した。

譲る、労る、慮る、心意気、無償さ、慎み…、

様々な徳性は失われていった。

代わりにギブアンドテイク思考が根付きはじめた。

(現代に至ってはテイクアンドギブへと成り下がった)

 

また、知的財産を創出する能力にも長けていた、

日本という国家・国民は戦後、偽ユダにとって使い勝手の良い、

‘世界中の貨幣価値の維持装置’と見做され位置付けされ、

利用されてきたであろう。

 

 

開国や戦後という時代の節目ごとに、

日本人は、西洋の物質文明に一般人も指導者権力者も

脅威を感じ、愚直な反省で疑問も浮かばず、

その文化に憧憬さえ抱いてきた。(現代では同化さえ試みる世相だ)

日本の権力者の野心と引替えに彼らの悪魔思想を受入れてしまった。

一般人は、‘見せかけの公明さで、

マスゴミ・国際的というレッテルの有名性、建前の契約や儀式など)

世界を演出して来た人間を未だ崇敬・信頼している。

その存在(偽油田)から、欺かれ続けていることに、

いつになったら日本人は気付くのだろう…。

 

 

 

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 話は本題に戻るが、

ここ数年は、マスゴミで米油の話題を取り上げたようで、

見直される風潮が起きた。店頭では以前より流通量も増えたのか、

米油が目立つように並んでいる。

が、その話題を取り上げた直後に、福島原発事故があった

記憶を重ねる必要があろう、と。

日本屈指の米どころである。

放射能汚染の可能性が高い米が安価に流通し、

原料にしていることも考えられ得る。

 

 

 

(だからこそ、国内原料調達可能な米油をマスゴミが取り上げたように憶測。

公共放送局が某情報番組で米油を取上げたのは2008年で大震災(2011年)以前だが、

人工地震だろうことを加味すると、それさえも準備されていたのではないか、と

捻くれた疑念を持ってしまう。巧妙さがズバ抜けているヤツラの指図は

抜かりなく完璧だ…)

 

ちなみに、日本でイタリア料理、いわゆるイタ飯ブーム(マスゴミ発)が

起きた(させた)のも、チェルノブイリ原発事故で、

放射能汚染された輸入トマトを日本で消費させるための

プロパガンダだったであろう、と家人が話していた。

 

 

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コンビニやスーパーで市販されている一般的な菓子類の

せんべいやあられが、以前はほとんどUSAやタイの輸入米が原料だった。

だが、ここ数年はやたら国産米を売りにしたパッケージが目立つ。

おそらく、米油と同じような事情と思われる。

立入り禁止以外の場所でも汚染の可能性がある産地の米は

原価が安いだろうこと(企業利益率UP)、

原発事故以降の国内調達可能な原料の米糠油や米菓類の製造に関して、

日本人が減少(激減)する恣意を持つ、偽油田には好都合で、

「国内原料による製造品の消費」には珍しく、口を挟んで来ない、

むしろ、奨励している模様だ。

 

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上記内容を踏まえ、偽ユダ、マスゴミの真の目的を鑑みると、

半世紀近く前の事件にも着目したくなった…。

(カネミ油症事件について記されたブログや社会技術論文、Wikipedia等を参考にさせて頂いた)

 

1968年10月4日に大牟田保健所へ食中毒の疑いとして

‘一市民’(被害症状を持つ九電社員)が、申し出たとのこと。

10月10日付、ライスオイルを事件性があるとして、

朝日新聞西部本社版夕刊が初めて取上げた化学性食中毒、

カネミ油症事件だ。

朝日新聞記者の妻の友人にそれらしい病状があり、

訴求を込めての発信であったという。

 

 

この事件は、北九州のカネミ倉庫株式会社が、

商品名“ライスオイル”と称する米油を製造販売。

脱臭工程中、PCB(絶縁油・ポリ塩化ビフェニル)が、

(1881ドイツ初合成/1929USA工業生産/

品名カネクロール400・鐘淵化学製、鐘紡グループ企業)

(1972年行政指導・1973年化学物質の審査及び製造等の規制に

関する法律を制定・発効1975年。日本では2社が製造。

三菱モンサントは1969年製造開始1974年以降も国内生産。

 

食用米油に混入し、約半年もその現場ミスに気付かず、

一般市場へ出荷され売られていった。

その商品を料理に使った家庭で、次々と前例の無い皮膚病や肝臓疾患が

起きている事で、徐々に事件性が明らかになってきた。

西日本でその被害が広がりおよそ1万4千人が被害を訴えた。

死亡50人、被害者認定されたのは顕著な症状の1857人と少ない

 

 

カネミのライスオイル製造工程残渣の油滓や飛沫油を

養鶏(ブロイラー・採卵鶏)の餌としていたそうだが、

事件沙汰になるの半年前の2〜3月。

同時期に製造された油分飼料によって、

(資料により数字が異なる)70万羽中毒・約20万羽死亡、

または、200万羽中毒、約40万羽死亡という大惨事、

‘ダーク油事件’が起きていた。

 

この時点で家畜衛生試験場や福岡肥飼料検査所等の調査が

あったにもかかわらず、PCBが原因とは究明されず、

曖昧なまま事件が収束したという。

 

同年2月以降の約半年間、企業側の問題放置や、

九大病院皮膚科で前例のない症状を訴える

相次ぐ患者ら(同年2月〜10月)に対し、

のらりくらりの診察が続き、被害が広がってしまった

ことが指摘されている。

ダーク油事件を発端として食用米油が原因と分かるまで、

更に成分分析によってPCBと断定できるまでに、

半年以上を要したのだ。

 

現在とは研究設備の背景・企業倫理、

一般常識の違いを加味する必要はあろう。

(被害が累々と堆積した挙げ句のノウハウで、

社会保障や技術、社会システムが作られていく。

複雑化社会の元凶の一因。

 

朝日新聞夕刊(西部本社版)で、事件沙汰となって、

やっと、病院の診療調査や分析研究に本腰を入れ始めた。

きっかけが「新聞」である。

身近な人、直接関わる人の言葉や訴え、実態より、

印刷され公に知れ渡った出来事、事実を根拠としているであろう

‘媒体・メディア’が、信頼の要になる。

確かに、機動力が形作られ多くの人が動き出すには、

まず「知らせる・伝える」という役に立つ道具である。

だが、一方でマスゴミ汚染脳社会の病理とも言える。

 

マスコミへの過剰な信頼感やその威力がかえって、

目の前に在る現実、実態を軽んじる

思考癖・行動パターンが発生する。

余分なフィルターが大多数の人間の無意識に、

覆い被さっている様にも受け取れる。

 

この件が、事件沙汰になる前の経緯や原因究明に

時間のかかり過ぎたこと。製造工程での原因は、

ほぼ確定してはいるが、断定されてはいない。

他にも疑問が浮かんでくる。

 

 

半世紀経った今も被害を抱えた人たちがおられる。

心身の被害は計り知れない。

 

 

よって、安易な推測は許されないかもしれない。

だが、

米油を国内資源で調達し生産させたくない意図が、

この事件の深層にも隠されているのではなかろうか、と…。