ただいま日記

洗脳社会〟の手法を「知って。気付いて。」 自分に帰ろう。今に戻ろう。

油  9

 

 

「この国は俺が守る」〜田中角栄アメリカに屈せず(仲俊二郎著/栄光出版)
第9章 「残された日々」  271頁〜287頁(転載)

271頁〜281頁 (抜粋転載)

 

 昭和58年(1982)10月12日、東京地裁は6年9ヶ月に及ぶロッキード事件の法廷闘争に区切りをつけた。丸紅ルートの一審判決が下された。収賄で田中に懲役4年、追徴金5億円。贈賄で丸紅会長の檜山広が懲役2年6ヶ月、専務の伊藤宏が懲役2年、専務の大久保利春が懲役2年・執行猶予4年の有罪であった。
 
 この裁判は物証がなく、すべては檜山が請託したという自白しかなかった。
コーチャンらは『TANAKA』という名を出し、田中角栄であるが如き印象を演出し、
自分と檜山との会話を巧みに描写する。
 断定を避け「そうに違いない」という方向へ誘導する供述をしている。コーチャンらアメリカ側の用意周到さが窺えた。裁判は檜山が自白したという調書に沿って進められたが検事調書は裁判過程で猫の目のようにころころ変わり、檜山の供述が正しく反映されず、都合の悪い部分は一方的に除外し、検事が強引に捻じ曲げ不自然極まりない調書が出来上がった。
 嘱託尋問という違法な証言を最高裁が認めたばかりに、無関係の者まで次々に逮捕され無理やり供述を強いられ、それを証拠とされ、田中角栄は有罪へと陥れられた。
 冤罪を晴らせなければ死んでも死に切れない、日本国総理大臣の尊厳がかかっているのだ。外国から賄賂を受け取るなどと、よくも破廉恥なシナリオを考え出したものだ、と。

 地裁で有罪判決が下った後も、冤罪であることは田中自身が最も承知しているからこそ、高裁、最高裁まで闘うつもりであった。それは政治家生命を賭け、隣国中国との国交回復が国益であり、即ち世界平和への礎になることを田中はビジョンとして消えることはなかった。また、ソ連と平和条約を結び、北方四島の返還、そして最も大きな課題である資源問題が日本国存続の根幹であり独自の資源ルートを確保することが、二十年、三十年先の日本の繁栄を慮って、田中は再起を願っていた。

 アメリカがいざという時、日本にどれほどのことをしてくれるのか。
エネルギーを分けてくれることはなく、先の石油ショックその危機に際し、キッシンジャーは援助を明白に否定し、更に日本の資源外交を露骨に批判し、アメリカによる呪縛を痛感している。日米の友好関係、それを担保する安保条約も重要だがこれと資源外交が矛盾するとは思わない。


 なぜ、検察、裁判所、マスコミ、メディアが束になって田中抹殺に血道をあげ、事実を歪曲し罪人に仕立て上げなければならないのか。アメリカへの怒り、キッシンジャーへの憤り、無実の人間を見えない鉄の鎖でがんじがらめに縛り上げ、日本のアメリカシンパたちを総動員し無理やり有罪の檻に入れられた。
 だが、田中はその怒りを胸の中に締まった。日本の司法がそこまで腐っていると思いたくなかった。よって、最高裁まで挑む決意があった。
 我れアメリカに屈せず!そう自分に言い聞かせた。

 

 昭和60年(1985)2月7日、手塩にかけ育ててきた派閥メンバーが「創政会」の旗揚げで、まさかの裏切りに遭う。重鎮の金丸信が後見人役の竹下登が派中派である勉強会を立ち上げた。120人超の田中派議員のうち、81人が参加を希望したが、当日朝ギリギリまで田中の引き止め努力もあり、それでも40人もの議員が竹下のもとに集まった。その中にひときわ目をかけていた梶山静六、羽田、小沢一郎らもいた。最大派閥である田中派は田中の首相退陣後、10年が経っても首相候補者を出していなかった。派内の不満や閉塞感の醸成が、天下取りの野望を秘めた竹下らが反旗を挙げた事情がある。小沢一郎は後に当時の心情について恩人である田中を裏切る気持ちはなく、竹下登を後継者に指名しておけば組織がもつ、と考えたという意図を述懐している。

 「創成会」結成の事前情報を聞いたとき、田中の顔から生気が消え化石のようにこわばったという。目が白目に変わり、泣いているのか笑っているのか分からないような思考が停止した放心の表情を示した。「クーデターか…」とつぶやいたという。

 仲間に裏切られたという思いは、田中の心のひだを深く傷つけた。それは派中派が及ぼすだろう悪影響への危惧ではなく、むしろ信じあってきた仲間の背信に対する寂しさ、いや、自分の無力を力ずくで悟らされた悔しさからくる深手かもしれない。
 田中はすぐさま片っ端から出席予定者たちに電話をかけ、引き止めにかかっている。
それが成功し、当初の半分の40名にとどめることができたのだった。しかしその日を境に田中の身体は暴走し始める。多くの量の酒を求めるようになった。これまでロッキード事件でマスコミや世間のバッシングに耐えながら、裁判という戦いの日々を刻んできた。その矢先の創成会の結成は外と内からの二重苦が田中に襲いかかった。創成会旗揚げから二十日後、1985年2月27日夕刻、突然、脳梗塞で倒れた。
田中、66歳の時である。

 数ヶ月後、長女の真紀子がイトーピア平河町ビル田中角栄事務所を閉鎖し、議員会館の部屋を利用こととした。秘書であった佐藤昭子早坂茂三らも去ることとなった。
大派閥の終焉を思わせる淋しい風景であった。だが落ち目は、田中個人に当てはまらなかった。翌年7月7日の総選挙で、田中本人は一度も顔を出していなかったのに

17万9062票を獲得し、2位に10万票以上の差でトップ当選を果たす。田中の資金援助もあり、田中派も142名が当選する健在ぶりであった。だが田中の健在ぶりをマスコミは「18万票を割る」というふうに、2位と大差があったにも関わらずさげすんだ報じ方をした。


 1987年7月29日、東京高裁で二審の判決が下った。田中が欠席するなかで、控訴を棄却し一審判決を支持したのである。懲役4年、追徴金5億円の実刑判決だ。検察・裁判所は、田中を再び有罪とした。田中は直ちに最高裁へ上告した。上告審に向け長い戦いが始まった。長女の真紀子は車椅子の父に寄り添い手となり足となって、リハビリに、政治に、そして裁判に没頭し、田中も懸命に耐えた。だが、徐々に身体が衰えてく。
時間と、病と、裁判と戦い、田中は心底疲れ切った。田中は政界引退を決意する。しかし裁判への闘志は未だ衰えてはいない。潔白を勝ち取るまでは死ぬに死に切れない思いであった。

 1990年1月24日、田中は政界を引退した。衆議院議員勤続42年余だった。最高裁判決は決まっておらず裁判が続いている。田中は真紀子の世話のもとリハビリに励みながら、潔白へ向け日々を過ごす。

 この時期、思いがけない来訪者があった。1992年4月7日、来日していた江沢民総書記が目白へ訪ねてきたのである。政界を引退し一老人となった病床の田中への見舞いであった。江沢民は田中の目を覗き込むようにして、静かに力強く言った。
「中国では井戸を掘ってくれた人を大切にします。
1972年の国交正常化は、田中先生のご尽力によるものです」と。田中は涙を浮かべ頭を下げ、シャンパンを一気に飲み干した。おそらく周恩来と一緒にマオタイを飲んだ時の光景を思い出していたことだろう。

 真の外交とはこういうことをいうのではないか。
田中は日本の国益を背負い、時に喧嘩をし、しかし精一杯の誠意を尽くして相手の懐に飛び込んだ。そして互いにWin-Winの成果を得、国交を回復させたのだった。これほどの外交巧者が果たして今の日本にいるだろうか。国際間で多事多難の今日、もし田中ありせば、と思わざるを得ない。


 江沢民が来日した年の8月、田中は20年ぶりに中国へ訪れた。真紀子夫妻ら家族7人を含め総勢30人程の旅だ。もちろん私費である。人生の記憶へのけじめをつけようとした旅だった。北京釣魚台に滞在し、孫の雄一郎が通訳を務め、中国政府要人達と会見をした。田中は笑みをたたえるなか、感極まったのか時々、感動のうめき声をあげ、涙を流した。思い出深い会議室、亡き心の友、周恩来との再会を果たしていたのかもしれない。そして翌年の1993年7月18日、衆議院選挙が行われた。真紀子が新潟3区から無所属で出馬し、トップ当選を果たす。父角栄の後を継いで、政界入りするのである。
田中は真紀子が初登庁する姿をテレビで見ながら、目を潤ませ時折遠い昔を思い出すふうに目線を泳がせたという。優しい一人の年老いた父親の姿がそこにあった。

 46年前の28歳で初当選した時の自分と重ね合わせていたのかもしれない。
田中はそれから5ヶ月ほど過ぎた12月16日、田中は帰らぬ人となった。
75年の波乱の人生に幕を閉じたのである。

 

***

 

 諸々の持病に加えて肺炎をこじらせ、9月から慶応病院に入院していた。体力はかなり衰えていた。亡くなる日の朝9時過ぎ、回診の医師団に「眠い」とつぶやき眠り込んだ。一時間程して娘婿の直紀代議士が見舞っているとき、急に痰をからませ苦しみ出した。急いで真紀子ら家族も駆けつけ、医師団の懸命の治療の甲斐もなく、午後2時過ぎに息を引き取ったのだった。数日前には容態が落ち着き、集中治療室から戻ったばかりで、家族も一安心していた。医師が田中に、「何が好きですか」と尋ねたところ、「車に乗るのが好きです」と答えた。死去の前日、真紀子が見舞いに訪れ、小康を取り戻した父を祈るような気持ちで励ました。
 「お父さん、よくなったら、ドライブに行こうね」「うん。行こう、行こう」そういう意味のことを言って、田中はうれしそうな表情をしたという。

 翌朝の朝日新聞社会欄に、「田中元首相死去 金権支配、最後は「眠い」と出ていた。その横に立花隆が「“角栄的なもの”精算を」というタイトルで、いつも通りのコメントを載せていた。

 田中は自分の寿命の終焉が近づいているのを知っていたのかもしれない。衆議院議員引退から江沢民の来訪、中国再訪問、そして長女真紀子の衆議院議員当選と、4年足らずのあいだに、立て続けに人生のけじめをつけている。だが最大で最後のけじめであるロ事件の無罪判決を見ぬうちに舞台から去った。さぞ無念であったことだろう。


***

282頁〜287頁 (原文転載)

 しかもその最大で最後のけじめは田中の死後、まるでそれを待っていたかのように下される。最高裁は田中の死亡を理由に、公訴棄却の決定を行い、裁判を終結させた。つまり検察の起訴を無効にしたのだ。では田中は無罪になったのか。そうではない。後で有罪とするのだ。それはまだ決着が着いていなかった榎本と檜山の上告審にある。
 田中が亡くなってから1年数ヶ月後の1995年2月22日、最高裁は榎本敏夫、檜山広の上告棄却を言い渡す。1、2審とは違い、嘱託尋問は違法(毒樹)として退けたが、その毒樹から派生した検察官による作文調書、つまり毒樹の果実は有効と認定する。あえて毒樹と果実の矛盾に目をつむり、首相の犯罪を宣告して無理やり決着をつけたのである。
 何と長い裁判だったろう。起訴から19年目になって、そして最高裁への上告から見れば7年半後に、ようやく裁判が終了したのだった。
 政治家田中の後半生は、でっち上げられた無実の罪との戦いであった。国益を思い、日中国交回復と資源外交に邁進した田中にとって、その無念さは言語に絶するものであろう。しかし、田中の挫折によって得した者、安堵した者もいる。そのとき地球の裏側で、シャンパンを抜いて高らかに笑ったに違いない。だがその人物とて国益を思っての行動なのが悲しい。
 良きにつけ悪しきにつけ、田中は成熟した大人の政治家だった。気骨に満ちた信念の政治家だった。党のために大いにカネを集め、大いに使った。集め方に多少荒っぽかったところもあろう。だが法に触れることはしていなかった。

***

 そんな田中に比べ、今日の為政者の何とスケールの小さなことか。内政にせよ外交にせよ、国益と国民の幸福という大局観をもたず、ただ自己保身だけに汲々とし、結果に対する一切の責任も負おうとしない。目先の出来事ばかりを刹那的に追うだけの小さな政治と化している。世論調査の数字ばかりを気にしている。
 ただ清貧であればいい。カネにさえ清ければ、国家観などなくても総理大臣になれるのだ。そんな時代である。無能力者でも清貧であれば国のリーダーに選んでも文句を言わない国民とマスコミ。
 能力よりもカネの潔さのみがリーダーの条件だと勘違いしている極端な考え方が、今の世論なのだ。高潔な教育者になるのならそれは必須だろう。が、世俗のリーダーたる政治家にそこまでの人間的清潔さを徹底して求めるマスメディアの姿勢は、果たして国益を代弁していると言えるのだろうか。
 汚職を許すというのではない。違法な行為は断固、罰せねばならない。
しかし行き過ぎた清潔度と倫理観の要求は人間を萎縮させる。人の心というものは濁ったものなのだ。幸せな人を見て、よかったと思う者もいれば、不幸になればいいのにと妬む者もいる。これが人間なのだ。
 田中に対し、マスコミがあれほどまでに金権非難を繰り返したのは、異様な感じさえする。社会の木鐸としての正義感からそうしたのだろうか。 随筆家で編集者でもあった山本夏彦がこう喝破している。「汚職は国を滅ぼさないが、小さな正義が国を滅ぼす」2002年に他界した人物だが、まるで今日の日本を観察しているようではないか。
小さな正義が横行している。ともあれ田中バッシングはマスメディアによる狂気の嵐であった。ほとんどの新聞やテレビ、ラジオ、週刊誌などが集団となり、まるで噴火する火山のマグマのような勢いで激しく田中を叩き続けた。19世紀後半の哲学者ニーチェは言う。「狂気は個人にあっては稀なことである。しかし集団や党派、民族、時代にあっては通例である」

 田中追放の熱気はもはや誰も止められないほどの強烈台風となった。検察や裁判所でさえ、その熱気に煽られ、いやひょっとして自らがその熱気を煽り立て、嘱託尋問から逮捕、そして裁判へと突っ走るのである。三木武夫らの政治家もそれを利用した。国民もこぞって拍手喝采をし、国全体が田中を追放することで溜飲を下げようとした。そして彼ら追放劇の役者たちは背後に潜む国際的陰謀を知ってか知らずか、ひたすらゴールに向って走った。そんななかで田中は孤独に戦い、そして敗れ去ったのである。
 敵は大きすぎた。何と報われない政治人生ではなかったか。国民の幸福のために一命を捧げた稀有の政治家は、やがてアメリカが企むロッキード事件でその政治生命を絶たれる。
 日本の国益を考え、ひたすら奉仕してきた総理大臣が、こともあろうに賄賂を受けたという犯罪者のレッテルで葬られたのだった。

 竹下が率いる創成会はその後、田中の最高裁判決が出る1ヶ月弱前の1987年7月4日、経世会と名を改め、田中派からの独立を果たした。113名の議員が参加し、この日をもって田中派は消滅したのである。脳梗塞で病床にあった田中の気持ちはいかばかりであったろう。
 しかし田中は政治家としての人生に本当に負けたのだろうか。アメリカの謀略にはめられ、冤罪を背負ったままこの世を去ったのだが、だからといって、悲劇の敗北者なのだろうか。そう断定するのは後世の人たちによる田中への片寄り過ぎた思い込みなのかもしれない。
 政治家田中角栄は依然として日本の政治に影響を及ぼしている。その証拠は人材の厚さを見れば自明である。田中派のなかからどれだけの総理大臣が輩出されてきたことか。竹下登を始め羽田孜橋本龍太郎小渕恵三、そして総理大臣ではないが小沢一郎と、政界に君臨する巨匠を次々と輩出しているのだ。これほどの厚い人材層を田中は時間をかけて培養してきたのである。
 総理就任3ヶ月で日中国交回復を実現し、アメリカが反対する独自の資源外交を展開した田中角栄は、死して後も政治に熱い息吹を吹きかけている。
 今は国難の時代である。内政外交ともに問題が山積している。歴史にイフはない。しかしそれを知りながらも、「東日本大震災後、もし今、田中角栄がいたなら、政界、財界をはじめ各界各層から一般市民に至るすべてを巻き込んで、未曾有の危機に立ち向かっていったであろう…」と、つい思ってしまうのである。        (おわり)                  
                                  

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以下、感想を。

 


 『この国は俺が守る』〜田中角栄アメリカに屈せず(仲俊二郎著 栄光出版)より
「油」というタイトルの流れで巻末の2章を当方ブログに転載(省略部分あり)

させていただいた。

田中角栄氏が失脚した最大の理由は、石油など独自の資源外交について
彼ら(偽ユダ)から睨まれたことが原因であることを以前から感じてはいた。

20年ほど前に、友人に勧められ社会派恋愛小説を読んだ時、背景設定が
リアルだったので、ロッキード事件の経緯が参考に
執筆されているのではないか、と思っていた。
本書を読み終え、改めてそれに合点がいった。

また、第9章の家族との描写も含め、田中氏の晩年はどんな様子だったのか。

田中首相現役の頃やロッキード事件渦中をマスコミは散々報じたにも関わらず、
事件経緯・結果についての報道が、尻切れトンボという印象で、ワタシにとっての
マスコミ不審に繋がっていた。
ニュースを筆頭に一貫性のない情報を拡散、垂れ流すだけ、
隠蔽、捏造、情報操作も。
無責任で信用にあたらない集団であることを若い頃から感じていた。

本書を手にして、ロッキード事件や田中氏の政治活動の大まかな流れ、
他にも長年、頭の片隅にあった疑問が解けたことは収穫であった。
ロ事件の判決はさておき、政治に真摯に立ち向かった政治家の最期は、
穏やかであったことも知り、いち国民として安堵もした。

だが調べる程に、更なる疑問も浮かんできた。
「日本国と中華人民共和国との間の平和友好条約」
(通称)日中友好条約が調印されて以降、日本はODA(JICA)円借款などで中国へ支援を
行ってきた際、関与した政治家が数億円単位のバックマージンを税金から…という実態を
私たち一般人はほとんど知らない。
田中氏を擁護する立場で書かれた本書から、日中関係の政治的裏側を知ることは
できない。

けれども唐突だが、倭国の時代から交流があった中国との間柄に思いを馳せると、
田中氏の果敢な政治行動も歴史のひとつとして、実を結んだという見方もあるだろうか。
1960年代中国共産党の閉鎖性が世界情勢から取り残され追い打ちを掛けるように、
文化大革命(1966)以降の疲弊(毛沢東江青/エージェント)に、
周恩来首相は難渋していたであろうその時期。建前のような条約ではなく、
田中氏が旧友に手を差し伸べたようにも、本書から感じ取れた。

大国のプライドや立場、日本にも好機であることを田中氏は承知だったのだろう。
偽ユダがたぶんほとんど関与しなかった稀有な条約だったのではないか、と思う。


ちなみに、Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/日本国と中華人民共和国との間の平和友好条約
より抜粋
<交渉の経過>より
1972年9月の日中国交正常化の際に、発表された日中共同声明の第8項で
「平和友好条約の締結を目的として交渉を行うことに合意」していたが、その後の動きは難航した。
〜〜中略〜〜
1977年7月に鄧小平が共産党副主席、副首相として再復活し、
その主導により経済建設路線がスタートしてから、状況は劇的に変わっていった。
日本側は1977年12月頃には平和条約の締結に前向きな中国の姿勢の変化を感じていた。
福田赳夫内閣の期間・・・清和政策研究会設立者/1979)


(参考までに)
https://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20170929/Recordchina_20170929027.html
https://www.sankei.com/world/news/180529/wor1805290010-n1.html

 

上記の記事から思うのは、USAのように日本国家予算特別会計からUSA国債購入や
安全保障条約と称し、日本人の血税をこっそりゴッソリむしり取り続ける、
USAを操作しながらの偽ユダ十八番、強請り外交よりは、日中関係の方がマシか。

だが、日本は今、中国人や中国企業流入が凄まじい。

土地や水資源を買い漁っているという。
更には、もともと日本は中国のものという珍認識もあるようで、

さすがに呆れてしまう。
諸外国人が日本を凌駕した時には、日本の良さが消えてしまうであろう。
奪ったはいいが手に入れたそれは、魅力が失われていくのである。
郷に従わず、奪おうとする者が席巻すれば、そこは空虚な地となる。
それぞれの国、地域の魅力は、その国の人々でしか生み出されない、と思う。


マスコミが扱うすべての情報は、偽ユダの誘導の意図があってのこと。
アジアの脅威と化している中国不審船団や

チベットウイグル、モンゴル等の民族弾圧の根っこにも、

中国共産党の暴走政治も、偽ユダ支持や裏資金によるものか?!
ウガンダ東ティモールの紛争もヤツらに仕組まれたものという。
地域社会の混乱や民族社会の破壊=NWO…。

買収や移住、弾圧、侵略、または表面的な平等さや博愛の偽善狂育やマスゴミ喧伝は、
つまりは偽ユダの金融支配による富の収奪と人口削減の‘任務’に端を発している。
いかんせん西洋礼賛文明は幼稚だ、とワタシは世間の物差しと逆さまなことを思う。


***


再び田中角栄氏の話を。
現在の金額は知らないが、総理大臣には(執務室の?)金庫に

当時1億円の現金が、公務の諸経費として用意されていたそうだ。
在任の間なのか、年間なのか期間は定かではない。

総理大臣であった田中氏が辞める際、それは手つかずだったという。

それに引きかえ三木首相の退任時には、金庫にあった1億円は

すっからかんだった、と本書と他の関連書に書かれていた。
政治不審、反日感情自虐史観を煽るマスゴミ情報には上がって来ない、
国民にとって、何を信じれば良いのやら…という世相。

その不安な国民感情に対し、税の重みを身に沁みていた

政治家田中角栄が、公人として信頼に足る、救いの逸話がある。


人生の幕を閉じる寸前に、田中氏が発した「車に乗るのが好きです」という言葉は、
文明を謳歌する個人の素朴な感情から、日本列島改造論は始まっていたの

かもしれない。もちろん、新潟という日本海側、交通不便な雪国の人々の

悲願も背負っていただろう。
また、田中氏が注力した果敢な資源外交は、石油を筆頭に国際社会から受けた
経済封鎖で太平洋戦争(大東亜戦争)に至る、政治事情(秘密裏の偽ユダ長期計画は

別として)で辛酸を舐めた世代の、非武装の国防策であった。

更には、列島改造論を世に広め、土地を値上がりさせ儲けた田中角栄、と
当時のマスコミがバッシングした。
その戦略の中に、ゴルフ場開発も含まれていたのは、戦争などの有事には、
農地への転用を視野に入れた秘策であったという。
窮乏した時代の日本を知る人ならではのアイデアなのだった。
近代文明のシステム(無意識にしろ偽ユダ支配文明の脅威の中)を
生き抜くのに、国を念い大所高所から未来への善処策を

真摯に模索した政治家、リーダーに相応しい

人物だった、と今もワタシにはそう思われる。

 

だがしかし、自然が豊かだった時代に育った人の過ちか。
自然の豊かさは当たり前で、自然を如何に利用するか、という発想に偏る。
戦争の苦い体験、食糧難の経験が、その発想をいっそう強くさせた。
経済こそが生活を豊かにすることを信じ疾走した世代。

金融の流れや偽ユダ支配が巨大化するにつれ、
食糧や物資の多量さと引換えに、自然環境が破壊されつつあった
私たち世代以降の哀しさは、それ以前の親世代の人たちには解らない。

 

日本列島改造が謳われ、ダム建設、水力火力原発_エネルギー供給や
津々浦々の道路整備、護岸工事、あらゆる公共工事
税金の使い道が常態化した。そのあかつきに、
豊かな自然環境を失い続けていることが、甚だ残念だ。
それと同時に古い時代から連綿と築かれてきた知恵を失い、
私たちは西洋的狂育が施された思考の中で、右往左往し苦しんでいる。

明治〜戦後教育で、中世〜江戸時代の真実の様子が
伝えられていたならば…と。

江戸の街の美しい田園風景や庭園が、明治になって樹木は切られ、

池や水辺は埋められ、家々が壊され、道路や建物がどんどん整備されていくことを

悲しんでいた明治初期の人の伝聞が、身につまされる。

便利やキレイさ立派さはお金で手に入る。が、見た目ではない、

真に調和のある美しい風景や理に適った生活は、

お金では買えないものだ。

時間が育む先祖からの心…

知恵、心意気、美意識、慈悲心、人情、公の正義…は、

明治から、時間がお金に化け始めて、先代の心は次第に消えてしまった。

 


いま、教育で教わる歴史ではなく、

マスコミが拡散する(したがる)史観でもなく。
隠されても漏れ出してしまう、史実を見つけ、
大雑把にでもそれを踏まえ社会を観察することが肝要に思う。

現代の嘘にまみれたマスゴミの他人事情報の垂れ流し。
偽ユダに不都合なことを隠蔽し続ける偽歴史や偽科学。
人類1%へ向う一方通行の富、歪み切った虚のマクロ経済。
その代償が、自然環境破壊や他生物危機。
富を持たない生活者を人口削減という陰険な計画。

私たちの生活、人生すべてにそれは関連している。
他人事ではないのだ。


***

 

著者が「行き過ぎた清潔度と倫理観の要求は人間を萎縮させる」と引用する
山本夏彦氏の言葉も、“現代”政治という枠で見れば是であろう。
ニーチェの言葉を引用し、党や時代のみならず、

民族性も含め集団性の狂気を批判する。


無知なワタシが言及することでもないが、
ワタシはもっと素朴に根本を問いたくなってしまう。

ニーチェも偽ユダの御用思想家であろう、それを引用している。
汚染脳が隅々まで行き渡ったこの世界の皮肉を思う。

現代の政治とは西洋から与えられた、
否、押し付けられた思想・理論が元となっている。
偽ユダ世界を肯定し演出する元凶でもあると、常々思う。

現代の教育政治経済文化を束ねるマスコミ情報社会。
その原発巣は、約500年以上前から。固有の民族社会を破壊し続け、
今も尚、西洋貴族が裏舞台から操り続ける社会。
極めて偏向な知識、偽情報の上に、砂の楼閣の如くの幻想なのだ、と。
基礎が無い牙城、あるいは基礎工事が滅茶苦茶…、と喩えたくなる。


民族それぞれ、風土に合わせ暮らしてきた生物としての先祖は、

悠久の時代を生き抜いてきた。

数百年前、まったく知らない土地の人間が突如、大陸諸島各地、日本にもやってきた。
文字、宗教書首っ引きで貴族の頭でっかちなルール・思想を押し付けられた。
暴力強姦強奪で脅され、土着の主権者らが偽ユダの贈賄で嵌められ、
固有の価値観は破壊され、先祖の知恵や記憶は消されていった。
従わなければ殺される…という繰り返しで作られた末期の時代という現代。


地球全体に及んでいるの西洋礼賛型の偽文明。

その中で現代のマスコミが繰り返し取上げる政治事件など、
マスゴミが安価なハンマーを握り絞め、
モグラたたきに興ずるショボいゲームにしか見えない。
そんなつまんないゲームの観客になりたいのか、と。

 


更には、石油を使う、ウランを使う、エネルギーを消耗して、
しかも環境を破壊してしか、

物質文明が成立たないこと自体に、疑念が湧く。
それまで長い時を経て磨いてきた知恵は、

一体どこへ消えてしまったのか…、と。


無自覚にしても数多の偽ユダによる陰惨な芝居を私たちは見てきたのだから、
そろそろ、偽ユダ配下を価値観を超越していく、

全うなビジョンを描くことではないのか。

教育を、そして政治、経済、科学文化に疑問を持ち、
既存の枠を超えるのに何ができるのかを
想像・創造していかなくては、と思う。

教育の狂育が汚染脳の根幹であることも痛切に感じる。
幼児の柔らかい脳にまずは狂育・汚染脳を施さなければ、
マスゴミ情報を理解できないのだから…。


西洋型政治が人間を救うことはない。
混乱が増すだけである、と気付くべきではないのか。
地球のエネルギー資源を消耗し続けて、
物は溢れても、人生を豊かにしてくれることはない。

時間や空間や地球資源が(偽ユダの)マネーに換算されるほどに、
人間の存在価値は希薄となり、歪な人口増減を辿り、やがては
子孫が消滅してしまうシステムなのだ。


真心が時代を超えることが、真実であった時代を取り戻す…、

せめて150年前の日本人の価値観を
知るべきだ。

もう偽物文明はいらない。

 

ひとりひとりが虚構のループに真実に気付く、真相を知る、
自身の無意識を意識化する。それが、
現行の西洋礼賛型偽文明から脱却する方法ではなかろうか。

 


***************


他、余談であるが本書は、田中氏の政治家としての後半から
佐藤栄作が首相だった頃を始まりの舞台として描かれている。
佐藤氏は当時のアメリカ大統領ニクソン氏との外交で、
繊維貿易摩擦を沖縄領土返還に対しての交換条件とした。
その手腕は戦後から20年にも満たない時期に、なかなか

凄いことだったかもしれない。
フリーメーソン会員ダッタカ?!ダカラ?!

ともかく佐藤氏は日米繊維交渉の煩悶の渦中にあった。佐藤氏は次期、首相の座を
同派閥の三木氏か福田氏に譲るつもりであったが、日米繊維交渉という
難題を押し付ける形で、通産大臣の田中氏がこれにあたり、
国内の繊維産業に大胆にメスを入れ国内での憎まれ役を引受け、外交的に功を奏した。
その実績を買われ番狂わせのようにして、田中内閣が発足したのだった。
昭和40年代末、貿易摩擦で日本が折れる形で、国内代表的な輸出産業の

繊維業界を性急に縮小したことは、業界の衰退となった。が、

後にこの逆境がハイテク繊維の開発にも繋がった、と

著者は、田中氏の先見の明として賞賛している。

 

ところで、ワタシの暮らす街に近い都市では繊維産業で繁栄していた。
子供の頃、大人たちからガチャ万景気という言葉で、

(ガチャ万とは織機を動かせば大儲けという揶揄を込めた意)
知人商売の話を盛衰交え聞かされていた。既にワタシが小学生の頃は
衰退しており、街がどんどん寂れていく様子が聞こえてきた。

なぜ、ガチャ万景気が終ったのか、子供の頃は疑問もなかった。

せいぜい、お金持ちで威張っていた人たちは、

いつか凋落するもの…という内省的な解釈で聞き流していた。
が、この歳になって、沖縄返還を実現するため日本繊維産業の

やむを得ない弱体化・解体が政治的駆け引きの中にあったことを知った。

国際政治の采配が身近なところで個々の人生に大きく影響している。
偽ユダが裏で操る、政治経済の宿命、それは理不尽がつきまとう。


ところで、貿易摩擦は未だにUSAの十八番・茶番劇である。
諸外国が石油メジャーから大量に輸入していても、
USAは貿易赤字を叫び続ける。

 

偽ユダ御用達タックスフリー国に在籍する企業や、

スウェーデン企業と思イキヤ・オランダ免税非営利法人インカB.V(IKEA)。

石油エネルギーや鉱物資源の企業、多国籍企業SNS企業など。

どんなにUSAらしき物品、オシャレ風欧州モドキ雑貨などを消費しても、

大半の富が税としてUSAも含め一般国に還元されない。(ダカラ西洋礼賛ヲヤメナサイ、と)

欧州系偽ユダの裏システムだ。

アマゾンも日本で商売しても、日本に納税しておらず、

法的抜け道を駆使している企業という。

おまけ https://www.zeiri4.com/c_1076/n_485/

‘アマゾン 税金’で検索するとマスゴミのメジャー誌などが、

堂々と話題を取上げている。それも魂胆あってのこと、と

私見としては、NWOに向け納税の不均衡に焦点を当て

各国民の不満を盛上げ多国籍企業を公社化するような流れでヤツらは、

NWO&AI社会の実現を諮るご予定か。

 

つまりは偽ユダ(欧州貴族と元地球人)の、人間も含めた地球全体の私物化ダ。

特に人造ロボット向きと判定されている日本人はターゲットなのだろう。

(品行方正な集団性を利用されんとしている。

 繰り返されるCMや、あらゆる映像で集団を強調し、

 ロボット的なイメージを刷込もうとしているのが見てとれる。)

 

 

(大半の利益がUSAを通り過ぎているようだから、そりゃ赤字にもなるわナ。)

仕組まれた貿易摩擦という建前でUSAから圧力をかけ続けてきた日本の貿易黒字。

今や、日本の優良だった企業はほとんど偽ユダがおおもとの株を独占している。


あるいはまた、近頃の中国への法外な関税。

(中世から同じ事を繰り返している偽ユダ。呆…。)

中国も関税で応酬するようだが。

NWOが実現すれば制裁を加えても諸刃の剣…の、予行演習か?(笑)

日本がUSAの圧力に屈する程に、

偽ユダにカネが向っていく仕組みだから、

USAのみならず世界中の貧富の格差が広がるだけ…。

残念なことである。

 

また、だらだらと同じようなことを長く書いてしまった。
ご容赦を。

 

 

 

 

油  8

仲俊二郎著「この国は俺が守る〜田中角栄アメリカに屈せず」より
262頁〜270頁(原文転載)

 

 話は逮捕時に戻る。田中と同じ27日には田中の前秘書官、榎本敏夫も逮捕されていた。榎本も同様に容疑を否定していたのだが、その翌日、取り調べ検事のトリックにだまされて、心ならずも5億円の授受を認めるのだ。28日も検事は否認し続ける榎本をなりふり構わず強引に責め立てた。が途中でふいと取調室を出た。今度、戻ってきたとき、新聞を手にしている。いきなり「田中受領を認める」という大見出しが目に飛び込んだ。咄嗟に榎本はドキーン(榎本の表現)とした。検事に「見ろ」と言われたわけではないが、大きな横見出しは自然と目に入る。検事はさらに左手に記事の切り抜きを持ち、「おっ、こっちにもお前の経歴が出ているぞ」と言って、両方を見比べるように眺め、再び尋問に戻った。榎本はここで大きな勘違いをする。田中の致命傷となる勘違いなのである。(オヤジは認めたのかなぁ)
 党に対する献金があったかもしれないと、ふと思った。党の名を傷つけてはいけないと判断し、オヤジがそれをかぶったのかもと、勝手に誤解をした。そして検事から、
「笠原さん(目白邸の運転手)も丸紅の伊藤さんや松岡さんも、みんな認めているよ。
お前が最後なんだ」とダメ押しをされ、榎本は田中の5億円授受を認めたのだった。ただそれがロッキードにつながるカネという認識はまるでなかったし、検事もロッキードという言葉は一度も口にしていなかった。だが新聞紙上やその後の調書では「榎本白状する」というふうに一直線にロッキードに結び付けられてしまう。検察は巧妙にマスコミリークを細工していたのだった。結果的に榎本は検事のトリックにはめられた。
 だが一旦、白状した以上、田中にとって、もはや取り返しはつかない。「やはり田中はクロだ」そんな印象が国民の頭に刻印された。
 後で分かったことだが、検事がもっていたのはサンケイ新聞だった。サブタイトルに
「地検、賄賂実証に全力」とか「近く高官逮捕第二弾」などと、刺激的な文字が踊っている。朝日新聞東京新聞もこの日、同様に報じていた。
しかしこの間、田中は一貫して五億円授受を否定し、無実を主張し続けていたのである。大新聞の完全なる誤報であった。
 ではなぜ大マスコミがこんな根も葉もない報道をしたのか。それには信頼できる筋からの情報提供があったとしか考えられない。つまり、検察関係者からの意図的な情報リークである。有利な状況に導くための情報操作なのだ。証拠は無い、だからこそ検察はこんな姑息な手段を使い、榎本らから誤解した形の供述を引き出した。ここには検察とマスコミとの癒着の構造が垣間見える。信用が命のマスコミがこのような虚報を撒き散らし、逆に検察がそれを利用して、自白に迫る。こんな異常な操作が行われたのがロッキード事件なのだった。
 だが一旦、供述したら、もう検察の勝ちだ。後は脅しや嫌がらせなどのテクニックを総動員し、検察に有利な調書作成にひた走った。榎本自身、供述を二転三転させながら、伊藤専務の自宅で政治献金として五億円を受け取ったと言い、それをまた否定したりと曲折をたどる。いずれにせよ、田中弁護団は榎本には不審を抱いた。榎本と伊藤のあいだには弁護団にも分からない何か秘密の関係があるのではないか、と疑った。
というのも、田中本人が明確に授受を否定しているからだ。丸紅から五億円を受け取ったこともないし、五億円を受け取るという報告を榎本からもらったこともないと、一貫して否定した。そう主張する田中の鋭い目には、一点の迷いも曇りも見られなかった。
 関係者のお抱え運転手に対する取り調べも過酷だった。トリックと脅しが矢継ぎ早に繰り出され、密室のなかで心理的な絶望状態へと追い込まれた。返答を渋る彼らに、
「お前の子供や親戚は皆、品行方正かな。何だったら、洗ってみてもいいよ」
「このままじゃ、当分、あなたたちは帰れないな」などと凄みをきかせる。田中側の運転手、清水や笠原(取調べの翌日に自殺)、丸紅側の松尾からは、判断能力が希薄になるなか、家に帰りたい一心で、検事の誘導尋問に対し、「はい」とか「ええ」とか「そうです」と、迎合した投げやりな態度に変わっていった。
運転一筋に生きてきた実直な彼らにとって、検察の狡猾な爪から身をかわすのは到底、
不可能だった。それはいつの間にか検察が作り上げた一方的な調書に姿を変えるのである。まさに検事の作文調書なのだが、その拙速さのあまり、その後、裁判の過程で多くの矛盾点を露呈する。同様に丸紅の檜山調書も、勝るとも劣らない矛盾に満ちた作文調書であった。だが不思議なことに裁判所はその矛盾点に目をつぶった。検事の不当な権力行使について、もう一例示そう。
 木村喜助「田中角栄の真実」によると、検察は裁判で証人となった丸紅の松岡運転手ともう一人の某氏ら二人を自宅から強制的に連行し(令状なき逮捕)、八時間にも及ぶ取り調べをしたという。その先導は八月五日付け朝日新聞夕刊がかついだ。たぶん検察からの意図的リーク記事なのだろう。
 一面トップにこう出ていた。「田中側証人取調べ ロ事件偽証容疑で検察側 榎本アリバイを工作 運転手ら二人追及 五億円否定に反撃」夕刊を見た木村ら弁護団はすぐに検事総長に会い、抗議を申し込む。これに先立ち、特捜部は金銭授受を操作するにあたり、重大な初歩的ミスをおかしていた。榎本らが乗る専用車の動きを調べもせず、一方的な押しつけ捜査をしていたのである。ところが二人の運転手にアリバイを主張されて狼狽し、大慌てで逮捕というアリバイ崩しの大捜査に打って出たのが同日の早朝
劇だった。しかしいくら追求しても、偽証したという客観的証拠が出てこず、仕方なく夕方になって二人を解放したのである。木村は言う。
「本来公判になってからは、検察側と弁護側は対等の立場で黒白を争うべきものであり、検察に不利な証言をしたからといって権力を用い、証人を逮捕するなど言語道断である。このようなことをすれば、その後の証人は検察権力に萎縮して事実を語らなくなることは目に見えている。それを狙ったものと言われても仕方あるまい」
まさに以後の証人への無言の脅しに他ならない。姑息な手段を弄するものだ。
田中が小菅拘置所から仮釈放されたとき、第一声として、腹心の周囲の者たちに聞き捨てならない言葉を発している。
ユダヤにやられた。ユダヤには気をつけろ」
なぜ身に覚えがないのにこんな目に会わねばならないのか。拘置所で田中はじっくりと考えたのであろう。その結果として、自分が進めてきた資源外交に行き着いたはずだ。石油にせよウランにせよ、世界のエネルギー資源はほとんどユダヤ資本が牛耳っている。そしてそれを統括しているのがアメリカであり、さらにその黒幕が国務長官キッシンジャーなのだ。
そういう目で見ると、これまでのキッシンジャーの自分に対する言葉の背後に、一貫した意思のようなものが存在するのに気がついた。どれもこれもが意味をもって脳裏によみがえってくる。
なかでも忘れられないのが、1974年秋のフォード来日だ。
 随行したキッシンジャーの傲慢で強圧的な態度は、今だから分かるのだが、もはや彼の決心が固いものであることを示していた。あれほど屈辱的な外交会談はかつてなかった。そして、チャーチ委員会にはじまる今回のスピード逮捕。
(復讐なのか…)いや、復讐ではない。むしろ抹殺を狙っているのかもしれぬ。結果的にみれば、田中はことどとく彼にたてついてきた。この際、将来の再起の芽を潰そうとしたのではないか。
 田中はおぼろげながらも、自分の手が届かないところでの大きな作意を感じ、心のなかで身構えた。マスコミ世論の支持をバックに、三木は田中を叩きに叩き、独走を続ける。政府や与党にもいっさい相談はなかった。まるで独裁政権だ。三木が唱える風通しのいい民主政治はどこへ行ったか。三木を首相に据えた長老の椎名は心穏やかではない。「このままでは自民党の行く末が心配だ」思いつめた椎名は大平や福田と相談し、三木降ろしに動き出した。国会はロッキード一色で、経済政策はずっと放置されたままである。円高不況は深刻だ。その一方でロ事件は大疑獄の様相を見せ、財界の動揺は甚だしい。それに裁判で白黒がついたわけでもないのに、すっかり田中を有罪扱いにしている。「三木首相の姿勢が問題だ。まるで水を得た魚のように生き生きとしている。ほとんどこれを楽しむような気持ちさえ見られるではないか。同じ自民党の釜の飯を食べてきたというのに、一点の惻隠の情さえ見られない。トップリーダーとして、如何なものか」
 これに対し、三木も黙ってはいない。唯一最大の見方であるマスコミと連携し、一気に反撃に出た。大新聞が歩調を合わせ、いっせいに椎名らの動きを「ロッキード隠し」と痛烈に批判したのだ。
「理解できぬ自民の三木退陣要求」(読売新聞)、「おかしな三木退陣要求の動き」(毎日新聞)、「三木退陣論の虚構」(朝日新聞)などと、椎名批判の論調が洪水のように溢れ出た。マスコミの力は絶大だ。時の動きを抹殺する刃物を手にしている。勝負はついた。
椎名らの動きは一瞬にして押し潰されたのだった。元衆院議長の船田も心配のあまり、衆院両院議員総会で次のような演説をしている。「これほど長期にわたり、ロッキードで明け暮れている国は、先進工業国では日本だけです。同じチャーチ委員会で裏金の可能性を指摘されたイタリア、フランス、トルコなどは、国益を考えて、そこそこのところで調査を打ち切っています。私は事件解明の必要性は認めますし、三木内閣がやったことにも反対はしません。しかし日本人は目先のことにとらわれて、大局を見失うことがあります」外国では自国の法律に違反する嘱託尋問などには飛びつかなかったのである。しかし船田演説もまたマスコミに攻撃され、一瞬にしてかき消される。マスコミは徹底して三木の見方をした。
刃物の威力は遺憾なく発揮された。三木は巧みに生き延びた。しかし大衆の頭は「田中」イコール「金に汚い」イコール「自民党」と、連続した負のイメージで刻印された。三木一人だけが元気で、他の自民党員たちは皆、沈没である。見事なものだ。「一将功成りて万骨枯る」という諺があるが、三木はそれを地で行った。だがそんなことを屁とも思わないところが三木の特異な人間性なのか。
或いはバルカン政治家の真骨頂なのか。国民を率いるリーダーだとか、自民党を率いるリーダーだとかの意識はまるでなかった。サバイバルゲームの一瞬一瞬を生き残ることが自分の使命だと勘違いしていた。今や三木は怖い者なしである。しかしその強権的な世論政治が壊れる時が遂に来た。十二月五日、三木の手により任期満了の衆議院総選挙が行われ、自民党は惨敗する。国民からすっかり愛想をつかされていた。自民党員である三木一人で世論を操ったつもりが、自民党全体が操られていたのである。その結果、参議院と動揺に衆議院も保革伯仲となった。さすがの策士、三木も逃げおおせない。責任をとらざるを得なくなり、二日後の七日には退陣に追い込まれるのである。だがこの選挙で、刑事被告人の田中は新潟三区でトップ当選を果たし、地元民の強い信頼が続いているのを裏付けたのだった。
 三木のあとは福田が継ぎ、総裁に選ばれた。しかし田中の受難は続く。田中追及の振り付け師兼主演俳優だった三木が去っても、状況は変わらない。マスコミや検察、裁判所はがっちりとスクラムを組み、乱れるところはない。むしろ、ゴリ押しで一方的な裁判を進めていくのである。

 

 

 

 

 

油  7…(備考2)

 

 
 

6/9記事に続き、下記のYouTubeを視聴した後半の感想を。 

https://www.youtube.com/watch?v=buN4-vVUktw

(アシタノワダイサマ動画・6/25現在 上記URL削除)

 

 

 

【上記内容の元ネタの動画】

A:武田氏 論説

https://www.youtube.com/watch?v=DmJiRsxDax4

B:スイス民間防衛について

  1. https://www.youtube.com/watch?v=eT1my43BGpU
  2. https://www.youtube.com/watch?v=tUuxd4ESpsc
  3. https://www.youtube.com/watch?v=EG6CMNFfcOM 

 

C:杉田水脈百田尚樹 フランスフリーペーパーにNHKの広告が…

https://www.youtube.com/watch?v=3SI3Cq7D5xs

 *この対談は上記動画内容にも繋がるような

話題です。(参考までに)

  

 ********************

 

Bの動画(1)で、

 スイスが第二次世界大戦の頃に、

国民の全家庭に配布した「民間防衛」の書から

以下を紹介している。

 

第1段階:工作員を政府の中枢に送り込む。


第2段階:宣伝工作。メディアを掌握し、大衆の意識を操作。


第3段階:教育現場に浸透し、「国家意識」を破壊する。


第4段階:抵抗意志を徐々に破壊し、平和や人類愛を
      プロパガンダとして利用する。


第5段階:テレビ局などの宣伝メディアを利用して、自分で
       考える力を奪ってゆく。


最終段階:ターゲットとする国の民衆が、無抵抗で腰抜けに
     なった時、大量植民。

 

 

 **************************************

 

 

上記内容をブログ記事で掲載している方々もおられる。

気になったので、「民間防衛(スイス政府編)」という書籍を購入してみたが、

この第1〜最終段階までのこの表記は、

民間防衛の書のそのままの転載ではなく、

本書後半の要約と思われる。

それはともかく、現代日本の現状を的確に指摘した内容と思い、

この記事にも記しておきたい。

ちなみに、ヤツラお膝元国家スイスの用意周到さはさすがダ。(苦笑)

 

ワタシのヘンテコな憶測デスが。

(その実、偽ユダなりの利己的なカルマの回避と思っている。

一応、書いてありますよね、伝えましたよね、約束しましたよね…という方法ダ。

こっそりとでも三次元的な表明や契約…偽善で、カルマを回避するというやり方。)

 

 

 

第二次世界大戦終戦直後から現代まで、

なるほど、日本はこのように推移していると思う。

正確には終戦直後に第1段階が始まり、

1段階は継続され2段階が始まり、

1、2段階は継続され3段階が始まり…という

グラデージョン状態の汚染脳であろう。

空気全体に紛れ込む始めはうっすらとした煙のように。

そしてその煙がじわじわと濃度を増していくように。

 

どこからどこまでかが分からないことや、

大衆が疑念を抱く隙を与えないよう、

完全にその状態に浸かるよう

仕向けるのも重要なことでもある。

 

 

大量の恣意的な情報で社会全体を満たしてしまえば、

その中で大衆は思考・選択・行動するようになり、

各々の心に湧く疑問の声はかき消され

真実に目を向けることさえ忘れてしまう。

本当のことに気付いた者、知った者の発言、

まともな判断で行動する者が、

変人扱いされてしまう社会に…。

 

 

一般人では知り得ない、戦後GHQ主導の日本政府の舞台裏で、

全うな日本人と工作員らの暗躍、その攻防戦を彷彿とさせる。

だがしかし、具体的には知り得ない不透明さ。それは増している。

年月が過ぎても明かされない、

あるいは御法度の案件(エネルギー・金融・企業事件…)が増え、

国の闇を更に深くしているようだというのが、いち国民の実感だ。

 

 

************************************************

 

以下、ロッキード事件の背景によせ考えたことを。

 

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/特別捜査部

東京地検特捜部はGHQ主導で設置された

“隠退蔵物資調査会”が前身なのだそうで。

調査会の設置は“隠退蔵物資事件”ということがきっかけだったという。

(この件も疑惑がうごめいていそうだけれども。

巨悪の末端はややこしすぎて凡庸ないち庶民は追わないことにしときマス…w)

 

戦後日本の混乱期に、国家中枢機関に工作員売国奴

GHQが配属するのは容易なことだったろう。

 

機密を知った者、間接にしろヤツラに加担した

悪事の過去を持つ者とて人の子。

時に、良心の呵責が芽生えたとしても

ヤツラから逃れることができるのは、

きっと死か社会的抹殺より他はない。

中枢の工作員本人が身に沁みていることだろうか。

偽ユダの飴と鞭、報酬と卑劣な間接的脅迫を

受けながら服従している、と想像してしまう。

 

偽ユダ支配が激化した近代から現代まで、家系や組織ぐるみで、

アジア圏に於いて在日・華僑等が、

主軸の工作要員(全てのジャンル・現場)__

_企業・財閥・官僚・議員・

_教育・医療福祉・宗教・芸能マスゴミ・各種団体__が

増え続けていることだろう。

ヤツラが大衆を欺き続ける嘘の上塗りは、

分厚くなる一方なのだから。

 

かつ、時代が下るにつれ世相・風潮が殺伐としたものになるばかり、と

感じるのも、そうした勢力が台頭している故の、

拝金主義、虚飾の権威権力主義、卑怯者の常識(非常識)が、

まかり通るようになってきているから、と思う。

 

ヒエラルキーで自分が優位であれば、

人を見下すことに罪悪感は無く

優越感に浸ることに違和感がない性質。

意識は欲望が席巻し、慈悲心や平等感、良心が欠落し、

感受性の鈍化。是、偽ユダ思考回路。

 

 *************

 

 

毎度、政治経済事件で物々しくTVニュース映像に登場する特捜の様子は、

国家権力への恐怖心を国民に与える非常に有効な

パフォーマンスともなっていることだろう。

ニュースや映画小説ドラマドキュメンタリーなどで

崇敬される超エリート集団のイメージ映像が、

TV局や制作会社要員らで巧みに編集され、大衆に刷込まれる。

 

雲の上のような特捜という組織の出自や実務・実態について、

余程の疑問がない限り、ワタシも同じく多くの人が、知る気も起こらない。

最高裁検察庁と映像や記事に触れただけで思考が停止してしまう。

汚染脳に加え、民主とは名ばかりの思考停止植民化にひた走る日本社会。

 

法律の専門知識を持たない限り言及できない数多の事件が

より一層、社会構造の優性と劣性のヒエラルキーを煽る。

 

現代日本の政治経済の健全化に向け行動した人たちの多くが、

無実の罪を着せられ冤罪となり、工作機関の日本マスゴミから露骨に、

言論の自由や表現・活動の自由を奪われてきた。

 

国家権力の印象や超エリート集団の目的が、実は国民のためではなく、

日本を根本から破壊する意図で、偽ユダが操作しているのだ、と想定し、

改めて認識を進めると、その権威権力がヤツラの脅迫と手代の保身という

裏側の構図が透けて見えてくる。

 

と、すれば権力への畏怖・崇敬からの恐怖心は、

幻影に過ぎないことが、感覚として解ってもくる。

 

近年では、

植草氏(郵政民営化の真相暴露)や

堀江氏(マスメディア・企業買収へのテーゼ)が、

記憶に新しい。

 

かの事件で、国家権力としての検察の恣意と圧力やマスゴミ風評に

彼らは到底抗えず、懲役に服しつつも、事実無根の罪、

冤罪であったことを彼らは受刑後、権力側とは一線を画し、

勇敢な行動で証明している、と。

 

工作員による国家権力茶番劇と、

マスゴミの世論を装った、垂流し捏造風評を

見事に払拭し、彼らの人生そのものは、ヤツラを超越している、と思う。

戦時中の政治宗教思想犯として懲罰を受けた人たちも、

似た経緯を聞いたことがある。

逆に、児玉や笹川のようなエージェントも…戦争内乱や政治経済事件を

きっかけに、登場してしまうようで。

そうした経緯や背景もできる限り、ワレワレ大衆は知るべきだろう。

 

植草氏や堀江氏とは目的が真逆だから、裏社会の輩と

比較しても意味はないけれども。

 最悪の人生の状況下で、「実刑から逃れ更に最悪に向う輩」、

「冤罪の無念で崩れる者」「冤罪を昇華していく人物」の違いは、

冷めた言い方だが、個人の人生としてそれぞれで、

世相・社会との相関も興味深い。

 

 

ヤツラが日本社会の汚染脳化に向け余念がないのは、

潜在的に持つ人間の正義・良心を信じる不屈さへの畏れでもあろうか。

例えば、そのためにも、

第4段階の…

‘抵抗意志を徐々に破壊し、

平和や人類愛をプロパガンダとして利用する’…が、

必須なのだろう。

(それぞれの哲学的な疑問に対するガス抜き…?! 

スピリチュアルのムーブメントもそれを牽引しているかな、意図的に…と。) 

 

 

ともあれ、特捜が扱った多数の事件を

Wikipedia特別捜査部の下部)で概観すると、

国家の舞台裏で行われているのは、〜マスゴミ&ト糞ウ〜という

戦後70年の連携プレー。それは輝かしき実績なのだろう。

ヤツラの手代としては。(苦笑)

 

 

 

 

 

 

大雑把だがWikipediaで見ると、

戦後から扱った事件が1990年代から急に増えている。

日本乗っ取りが更に激化し始めた時代という目安になるだろうか。

もう一つ言えるのは、大きな政治経済事件がない年もある。

工作員と、そうではない全うな公務員の配属の違いか、とも読み取れる。 

 

 

 ********************

 

 

今日の日本人の汚染脳の段階は、

工作員、エージェント…ヤツラ作戦の勝利か!?

日本も危篤状態にあるが、残念ながらそのことさえ、

ほとんどの日本人は気付いていない。

それが汚染脳の骨頂であろうから…。 

 

 

**************

 

 

約150年前。

開国した明治期から印刷物(新聞発刊)を手始めにマスゴミ汚染脳が

始まっている訳だが、戦後、GHQが進駐してきた段階からは、

汚染脳が、印刷物の新聞雑誌小説の他、映画、ラジオ、レコード、

そしてテレビの登場で、加速したのは言うまでもない。

 

明治から昭和初期にかけて偽ユダによる計画的な

大戦争で、日本国家の中枢にいた人物達も、

それに加担してきたのは、周知されている事だろう。

中枢人物は保身や利己が目的であったか、国防か、

その究極的な本意は知る由もないが…(前者とは思うが…)。

日本は明治以降、偽ユダのシナリオ通りの崩壊へ

突き進まされているだろう。

 

 

今も尚、様々な角度から多くの人が第二次世界大戦

太平洋戦争という呼称に異論を唱え、大東亜戦争だとする

意見もある。そもそも、戦争の原因とその責任を探る議論が

為される矛先が、極東アジア・日本中国朝鮮半島の情勢の

不安定を作り出すための茶番なのだ。

(ヤツラ目的は戦争の火種を絶やさないことダ)

所詮、偽ユダのNWO計画下のことであるのに。

マスゴミや狂育による偽論説に辟易する。

 

 

 

 

 

 

 

****************** 

 

 

 

戦後GHQ主導のもと日本マスゴミ

国民へUSAについてのイメージプロパガンダ・刷込みは、

 

“軍事国家だった日本帝国を壊し法整備を健全に民主化してくれたUSA”

“戦後の食糧難に際し飢餓状態を救済してくれた博愛民主的なUSA”

“科学・技術・産業が発達している豊かな物質社会を

謳歌しているUSAは、進歩発展に向けての良きお手本”

“経済大国、資本主義、思想の…自由の象徴のUSA”。

と、いったイメージであろうか。

 

それと相対するようにして日本人が自国について、

マスゴミや狂育で刷込まれた印象は、

 

大東亜共栄圏と称しアジア圏侵略を企て中国や朝鮮、台湾…

アジア全体を支配せんとし、その報いで負けた悪い日本”

“戦争のせいで食糧に苦しんだ日本国民。戦争に突き進んだ国家と政策は愚かだった”

“西洋文明は優れており発達しているから、小国日本など到底及ばない。

科学、思想、芸術、宗教、法やモラル等、欧州やUSAから学ぶべきだ”

“資源のない日本は工業化による経済活動で進歩発展すべきだ”

 

 

そしてこれらのマスゴミ喧伝や狂育の捏造論理で、

戦後から今の段階で、現代日本中高年層までの世代に、

結界のような意識が引かれ思考停止となったのは…、

日本人自身が日本を肯定すること=

日本という民族性に誇りを持つこと=それについて訳の分からない

罪悪感のような思いが湧いてくる、のではなかろうか。

 

特定の民族だけが優秀だ、とする認識は、

「平等感を美徳とする日本人」には、

差別的で、傲慢な、エラそうな……という、

不条理の根っこのように、感じてしまう内省的な性質。それを

偽ユダは巧妙に利用している

士農工商えたひにんや渡来・在日・という

明治政府が狂育等で流布したプロパガンダを基準に。

戦後狂育でそれは更に厚塗りされた。)

 

中世から日本という民族性を分析して来て(隠れ切支丹を利用しながら)

現代ではマスゴミ狂育の汚染脳にそれを

しっかり込めて注力してきたことだろう。

 

ところが、どっこい欧州白人だけは特別という倒錯的認識

映画小説ドラマ・広告雑誌新聞で込められてきたのである。

純朴で真面目な日本人は、気付けない、…ように誘導されてきた。

 

すごいなぁ、欺瞞勢力の巧妙過ぎる工作手腕はっ!!(笑)

 

 

マスゴミ狂育で汚染脳作戦が常態化している

歴史認識という表層意識にある汚染脳の威力。

 

風化しかけている感もあるが、 

帝国主義であった日本が、大東亜共栄圏として

アジア侵略を企て植民地支配…云々’。

 

 

 

ほとんどの日本人が家族との死別や窮乏という

辛酸を舐めた、、、、、、、

その向けどころの無い怒りや深い悲しみやるせなさを

帝国主義であった日本国家への怒りや不審感に向けられるよう、

マスゴミや狂育=反日狂育・感情で、

日本人にしつこく回想を促されてきた。

 

詳しくないので安易な表現だが。

実際は、東南アジア圏

(インド・フィリピン・インドネシアカンボジアベトナム・マレーシア…)

欧州勢が300年以上、植民地支配を行ってきた史実。

偽ユダ・欧州勢にしたら、

その独裁支配に幕を閉じさせられるきっかけを作った、

想定外の脅威の日本。(ヤツラにしたら、そろばん勘定が合わない国民性への畏れ)

明治初期に作った日本についての、得手勝手な偽ユダご都合未来図を

ヤツラは、いっそう陰湿な未来図に、描き直したことだろう。

 (ヤツラ未来図の是正に、GHQがその役割を担ったかァ?!)

 

 

 

 

戦後のそういった偽ユダ悪意の情報を

新聞テレビ雑誌の喧伝で浴びるようにして、

暮らしてきた今の高齢者から、

その刷込みを持った親に育てられたワレワレ以降の世代。

そして現代の若者。

それが、如何なる思考回路になったかは…、

いわずもがなである。

 

 

哀しいかな、実のところ明治初期、政府中枢に駆け上った人物達も、

ある種の汚染脳被害者ではないだろうか。

(中世の欧州勢の全ての大陸での残虐をもっと知っていたならば…と。)

 

(江戸社会ではならず者、利己が強い出自ゆえ、

 当時の政治に関与した人物は思考停止集団…

 現代の教科書で偉人と定義されている者、あるいはお札の肖像の歴代の皆サマ)

 

USAの家元は欧州であり、史実として明確化できる時代を遡ると、

やはり、欧州勢の大航海時代に帰結する。

 

それはイエズス会という善を名乗る偽善集団=海賊集団の利己を

現実化させるべく、地球のあらゆる利用できる

資源、人力、知力…を強奪した。すべてを破壊尽くした。

欧州貴族の強奪と破壊による繁栄に、歴史狂育で崇敬される人物が、

実は悪魔教徒の中でも最も悪徳な人物(*ブス・錆得ル)らであるにも関わらず。

未だ、真実からワタシたちは目を

逸らさせられている情報に満たされている=西洋礼賛。(´○`;)ポカ~ン

 

 

鎖国時代は、貧しい時代だったデショ???という狂育による刷込みと、

 (…実際は、物心両全に豊かで調和があった。

美しい自然環境は人の精神に呼応するように

恩恵をもたらしていたことは、一切伝えようとしないマスゴミや狂育。)

 

マスゴミで小説ドラマ映画などの偽イメージ喧伝を併せ、

日本が150年前、舵を切った近代化、明治を興した…、

それは正しいというように、今もって、

ワタシたちはそう解釈させられている

 

 

現代日本社会の大きな歪みは、約500年前に端を発していることを

現代に生きる世界中の人が認識する必要性をとみに思う。

 なぜなら、

約500年前に欧州勢が、各大陸を破壊し強奪し領地とした場(植民地)に、

現代社会の生活物資で、大量に消費している植物・動物や

鉱山鉱物に大いに依存し、

かつ、現代の滅茶苦茶な環境破壊の「根源」でもあるからだ。

 

 

 

 

見える世界。見せる(魅せる)世界観…。

物理的な、「証明する・できる」

「引きつける・幻惑する・偽の快感」

(五感の脆弱・波動…意識の粗と微の落差)」、

客観という外的世界の基準と、内包する感情の落差が困惑する、

人為的かつ唯物的な思考・基準によって、

その汚染脳を導引したのだろう。

 

(ヤヤコシイですが…。人間の意識は内なる微細さは、

現代、言葉や五感の一部でしか意思疎通ができず(必然と偶然の作用)、

共通という平均化のための荒いフィルターが、

各々の意識に影響し、粗雑になってしまうのが、現状。

 

その意識の荒々しさ

(利己・欲得=重たい意識・負の意識…。

更に、極一部の三次元の物理的計測認知できる基準が優先)が、

現代社会の精神の混乱であろう、と。

テレパシーがあれば…なぁ。本意が解れば悪意悪徳を回避できるのに…。

 

悪意悪徳=(汚染脳…根源は……

……‘元ユダ’←(この仮説が現代社会、延いては地球に必要、と推測)や、

疑念(ゴイム思考…人類削減)が、元来の叡智・能力を喪失されている。

自然環境が豊かに、地球全体の循環が戻ってくると、

意識の自由自在性は必然になるであろう、と思いマス。)

 

 

 

***************** 

 

 

現代社会に生きる私たちの思考と、

「逝きし世の面影」(渡辺京二著)に著された様相を紐解くと、

明らかに〜壊れてしまった現代日本人〜の像が

浮かび上がり、各々自身の思考回路が「偽物・借り物」

あることを多少は、感じ取れるのではなかろうか。

 

 

日本人であるにも関わらず、民族性を自ら貶め、

政治不審・打倒国家の、マスゴミ・狂育が、

反日感情や母国についての無関心な人々を増幅させる。

それは、自滅の思考回路であり、刷込まれた表層意識に翻弄されて

おしまい、という馬鹿げたシナリオがヤツラによって流布されているのである。

 

それは風化しかけたひとつの、

顕著かつ象徴的な事例がロッキード事件であり、

田中角栄氏への政治家批判はすなわち国民が日本という

国へ不審感を一層、募らせるようマスゴミによって作られた…、

プロパガンダの極みだったとワタシは思う。

 

政治家が、政治家になるその経緯は、どの時代も茶番劇もあろう。

世相・大衆心理をある意味で象徴するものと思う。

 

が、時にプロパガンダを破壊する勇敢な人物が、

社会に出現する。ある種の救世主だ。

(例えば、ベネゼイラの故チャベス氏・リビアの故カダフィ氏・イラクの(故)フセイン氏…)

大衆にとっての救世主は、ヤツラにとっての敵だ。

偽ユダ小番頭キッシンジャーの監視のもと、

党内部権力争いを利用されながらロッキード事件も作られた。

 

田中角栄氏について賛否両論あるようで、ワタシも

今の時代から自然環境問題を思うと、

田中氏の政治構想をすべて肯定できることでもないけれども。 

日本人にとって、今よりはマシな未来を閉ざされた

ターニングポイントのひとつだったという気がする。

 

 

 

************************

 

 

戦争とは、実力行使による物理的な破壊だけが戦争ではない。

それを肝に銘じたい昨今だ。

 

有事ではない時にも、着々とヤツラの意図が進行していることを

このスイス政府が配布した民間防衛の書から多少は読み解けるのでは

なかろうか。

 

 

だが、スイスと言えば偽ユダのお膝元であるから、

肝心なところは伝えないだろう。

国家防衛は十二分に、国民に行って欲しいというのが、

この書のひとまずの目的だろう、と。

 

例えば、物資・食糧が偽ユダにとって安心を維持するために、

彼らの生活圏は安全でなくてはならないのだから…。

 

スイス政府が知恵深く素晴らしいのではなく、彼らの生活圏を

安全地帯にするという目的や、世界中のプロパガンダを発信する

お家元だからこその、本書であろうとワタシは推測?邪推した次第。

 

 ********************* 

 

支配・植民化の目的を達成するには、さきの戦前戦後のみならず、

何百〜千年にも渡って、偽ユダ主導のもと、様々な民族の性質の破壊が

最も重要であることを彼らは熟知しているだろう。

 

民族性破壊とは、衣食住の破壊であり、自然環境破壊であり、

思考・精神の劣化、史実の破壊であり…。

 

ルーツや風土と乖離した、

借り物・偽物の社会が本物だと信じ込ませることであろう。

 

民族に由来する個性・固有性という

揺るぎない事実さえも否定するためのプロパガンダ

教育や政治、マスゴミで波及されているのが現代社会である。

 

 

それは、第4段階に書かれてある平和やら人類愛という

キレイ事の文言で刷込まれてもいる。

悪徳という奇々怪々のルシファー思想が主流になった

悪徳社会(カネ礼賛)で、まともな人々を骨抜きにするには、

「精神や思考で純粋を珍重する人間の良心」に

悪意を隠して、(偽)正義や(偽)愛や(偽)善を訴えかけることであろう。

つまり、“思考停止の清貧なる善人擬き”の量産がひとつに挙げられる。

もちろん、“思考停止の富裕なる善人擬き”がそれを凌駕し牽引する

価値観の喧伝は、もっと激しく行われている訳だが。

 

 

卑近な例だが、欧州が生産するブランドと称する物品は、

本当に本物であるか?問い正したことはあるだろうか。

欧州以外の人々は、現代マスゴミが喧伝する物品を無条件で有難がる

思考回路に疑問を持つ人は少ない。

 

よく考えて欲しい。

欧州勢は中世から、大陸を侵略してきた。その時、

殺戮や強姦、収奪を行って勢力を拡大してきた訳だが、

地球資源の掌握が根底にある。鉱物、農地、文化、

奪えるあらゆる物を欧州偽ユダ勢力は、強奪してきた史実。

 

現代日本社会で有難がる欧州の自動車は、世界中の鉱物採掘権利を

掌握してきた所産で、ふんだんに資源を使った自動車など部品・製品が

安価に製造できる…、という実態、実利、史実を見ているだろうか、と。

 

本質を鑑みて地球を思うと、欧州車あるいは欧州製品を有難がるセンスが、

恥・・・史実を重ねるとゲンナリする。

 

 

 ****************

 

偽ユダの配下のUSAや欧州に絶対的なブランド性を

保たせるのにマスゴミ狂育は必死だ。

あらゆる世界中の悪事の痕跡から目逸らしできるように。

時に他民族の功績を映画や伝記小説などで

欧州やUSAが賞賛して、被害に遭ってきた民族にも

忘れてもらえる工夫(喧伝)をしたり。賢いのか、ずる賢いのか…。

ワタシが捻くれ過ぎか!?

 

 

一方、中国人や韓国朝鮮人在日が、

日本に不利益を与えることを

懸念するマスゴミ狂育(権力層はグルなのに…。茶番がバレないように…。)に溢れている。

とにもかくにも、不利益のおおもとは、偽ユダなのに…。

 

向こう三軒両隣り、仲良くしたいものダ。

ただし、距離感を保ち良きところは学び、

自立した形での話だ…。寄生してはマズいだろう。(苦笑)

 

 

 

*内容が錯綜してしまったがご容赦を。 

 

 

***************************

 

 

 

マスゴミの所在地が申し合わせたように

同じパターンで運営されている不思議。

誰かの意図があって便利都合がいいから

一括配置したんじゃないっすか?!

 

 

みんな知っているコピペの

  〜〜おまけ〜〜

 

 

上段 韓国側住所ソースは 全て在日本大韓民国民団HPより 
http://s01.megalodon.jp/2008-1219-0316-05/www.mindan.org/sibu/sibu_sanka2.php 
 
 
東亜日報(韓国の三大紙)  〒104-0045 東京都中央区築地5-3-2 
朝日新聞東京本社     〒104-8011 東京都中央区築地5-3-2(AFP、NYT) 
http://www.asahi.com/shimbun/honsya/j/access.html

朝鮮日報      〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1 4F 
毎日新聞東京本社 〒100-8051 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 
http://www.mainichi.co.jp/annuncio/gaiyo.html 
3階に(株)朝鮮日報社 特派員室 
http://www.mai-b.co.jp/palaceside/floor/office.html

韓国聯合TVNEWS(YTN) 〒105-0000 東京都港区赤坂5-3-6 
TBSテレビ      〒107-8006 東京都港区赤坂5-3-6 
http://www.tbs.co.jp/company/gaiyo_top.html

大韓毎日            〒108-0075 東京都港区港南2-3-13 4F 
東京新聞(中日新聞社東京本社) 〒108-8010 東京都港区港南2-3-13 
http://www.chunichi.co.jp/annai/gaiyo/index.html

京郷新聞 (韓国全国紙)  〒100-0004 東京都千代田区大手町1-7-2 
産経新聞東京本社    〒100-8077 東京都千代田区大手町1-7-2
(サンケイスポーツ、夕刊フジ、日本工業新聞社
http://www.sankei.co.jp/saiyo/01.html

韓国日報      〒100-0004 東京都千代田区大手町1-7-1 8F 
読売新聞東京本社 〒100-8055 東京都千代田区大手町1-7-1 
http://info.yomiuri.co.jp/company/company/

韓国放送公社(KBS) 〒150-0041 東京都渋谷区神南2-2-1NHK東館710-C 
NHK放送センター  〒150-8001 東京都渋谷区神南2-2-1 
http://www3.nhk.or.jp/toppage/zenkoku/shutoken.html

韓国文化放送(MBC)   港区台場2-4-8 18F 
フジテレビジョン   港区台場2-4-8 
http://navitokyo.com/03-5500-8888/

聯合ニュース     港区虎ノ門2-2-5 9F 
共同通信会館     港区虎ノ門2-2-5 
http://homepage3.nifty.com/kyodonews-bld/ 

 

 

 

 

 

 

 

今回の大阪北部の地震で 2

 

 

6月18日から3日余が過ぎ、本震余震の懸念もあり

気を許せない時期と思うが、収まってきてる様子を知り

地域は違えど安堵する。

 

 

 

 

ところで、水道事業の悪徳なる民営化、

その収奪と国家破壊(NWOへ)を目論む偽ユダの動向を

今回のマスゴミ地震報道で、

そのプロパガンダを感じたのだが、

もうひとつ気になったのは、

都市ガスも企業買収の対象であろう、と。

(営為営利が社会を覆い尽くすのが即ち国家破壊のひとつ)

 

大阪の地震が起きる1週間程前のこと。ワタシの暮らす街の

ガス会社の支払い方法を電力会社の支払いと一緒にすることを

促すダイレクトメールが届いた。その広告のキャッチコピーは

電気代ガス代まとめて支払うと「お得です」。

 

都市ガス会社を解体もしくは買収が目的だろうことは

薄々感じていたのだが。やっぱり…、と。

 

買収前には、現存企業の段階で設備投資を最大限・MAXにさせるのも、

ヤツラのあくどい手口だと観察している。

この2〜3年、老朽化と称し街の水道管及びガス管工事が凄まじい。

 

「お得です」のキャッチコピーの真意は、

ヤツラ目的の企業買収を日本人の疑問を排し、思考停止、

穏便かつ、最大限の利益を上げるためにも、

買収時の業務の効率化も、それを達成するのに

重要な目的のひとつであろう。

(M癌やら金マンSッす・B岩…幹部)オツムがお暇な貴族的輩(キモイ奴ら…)が、

そんなしょうもない意地悪根性まるだし業務で、

忙しげに盛り上がることを妄想してしまう。

 

 追記 (6/24)

何度もの大地震があってもガスについて誇張したマスゴミ取材は

今回顕著のように感じたのは先述の通り。都市ガスの原料が天然ガスであり、

ロシアからの輸入と聞く。資源輸出による利益のテリトリーがもともとあって、

そこに踏み込むことをしないルール(暗黙の了解)があったのか。

この先、それを踏み越えるのに、タイミングも加味してTPP合意とも関係があろうか。

(勉強不足で詳しくは分からないが)

 所詮ロシアとUSAも偽ユダレベル(裏側)では繋がっている訳で。日本を破壊あるいは

分断、収奪を企てているのが約500年前からな訳である。(もっと昔からとも)

ちなみに、日本の東と西で電力が50Hzと60Hzの違いは明治に発電機導入の際の、

USA製/(石ヘラー)と欧州製(確かスペイン)/(ロス茶)の違いであり、送電等の設備を変更しないまま、

現代に至っているという。(両財閥は所詮欧州貴族の番頭であるが…)

(東西でHzの違いはヤツラの破壊分断計画の陣地のような刻印として、

日本側はその違いを現在に至るまで変えることができなかったのではないか、とワタシは

妄想のような推測をしている。)

 

 

 

消費者の立場になったふうを装い、大衆の目先の欲を踊らせる文言。

毎度毎度…「お得です」に一般人は性懲りもなく騙され続け、

現在の悪徳なる商業偏向社会に至っている要因のひとつ、と思う。

 

「お得です」の常套句は、いわば、

汚染脳用語であり、要注意なのだが…。

(時にワタシも揺さぶられるが…苦笑)

 

 

****************

 

 

加えて、小学生が被害に遭ってしまったブロック塀倒壊事故。

悲報であり、分析するのは憚られるが。

この事故が何度もマスゴミで取り上げられ、それを

煽る発言のマスコミ評論家らも訝しい。

いつからかは調べていないが、

日本の近代建築の重要な脇役を担ってきた、

中小の建材企業が地道に生産してきたであろうコンクリートブロック。

 

それが、諸悪の権化のように批判するマスゴミの論調にも、

日本の建材、規格や製法を変換させんとする

圧力が業界の内部であるのだろうか、と疑念を持った次第。

 

****************

 

(個人の憶測の域を出ない内容だがご容赦を) 

 

今回の地震では、水道とガス、JR。

全部ではない、、、(通信や電気、物流などもあるにも関わらず)

いくつかのインフラ(収奪予定の)や、その整備が

市民の生活に支障をきたしていることをマスゴミ報道で、

誇張し、垂れ流し喧伝しているように見受けられる。

更に、乗じて政府政権批判も。

 

 TVを一切見ないのでネット動画からの感想で、的外れかもしれないが。

水道水が濁っている、とかでレポーターがわざわざ家庭に入り込んで

紹介している映像に、大きなお世話だ、と動画視聴で思った…。

 

 

個人、各戸、皆、がそうした取材を拒否したとしても、

マスゴミは‘やらせ’までしても撮影するだろうから、

それが民意だとか常識だという、執拗な風潮の捏造ぶりに

毎度ゲンナリ

 

その経緯・偽ユダらを察知している人が、

その勢力について知らない人も大勢いるところで、

マスゴミ従事者に対し「正論で厳格に対応する」ことも

防衛・国防策のひとつだろうか。

 

 

一般人が主体となって、

まともな社会にしていくには…、

マスゴミ業界を志向し従事している個人的な性質もあってか、

大勢の目線から、‘どう見られるか’が、

ヤツラ傘下の、マスゴミ業界人の自尊心の支えである。よって、

 

「不特定多数の大勢の人たちがいるところで、

正論をもって堂々とマスゴミ人とその行動を拒絶することだろうか。

 

マスゴミの威力を排するのに、

各地で、わずかでもひとつひとつの一般人の勇気ある対応・発言行動は、

ヤツラの悪徳計画の進捗を揺るがす可能性として、重要な方策と思う。

 

かつ、工作員と思しき虚偽虚言がまかり通るこの時代。

哀しいかな、

動画の記録が説得力を持つし、その必要性を思う。

 

*************** 

 

人工地震が技術として可能かどうか、実用しているかは、

体制(支配者ら)の不透明極まりない時代に、

大衆側からは、事実は確認しようがない。漠然としか分からない。

マスゴミ報道の矛盾や恣意的な映像や論調、

地震が起きる前もしくは後に、事前に周到に準備されている些細な事例、

事後の経緯で推測し、一般人の日常生活での違和感や記録された書籍などで、

〜〜かもしれない…〜〜程度の検証に過ぎない。

この先も事実を掴んで、一般人が確信に至ることはなさそうだ。

 

 

‘事件事故災害の秘密裏の計画’と

‘偽ユダの目的(人口選別削減や国家破壊というNWO完全支配)’、

点と点が線になる…見える気がする…、

事実・事態が発生し確認するというのが現状。

 

留意したい点は、ヤツラの手法は、事態を発生させ、

目的が作られるという、一般人ののんきな思考とは逆で、

事前の準備に余念がなく、

数十年(…数百年?!)のスパンで、計画が為されていることだろう。

 

目的達成のための大事故は、

約10年以上年前から仕込む。いや、もっと前からか。。。

 

予期せぬ、善良な人物による政治や技術の出現に対しては、

モグラたたきよろしく、暗殺も厭わずあらゆる手段を使って、

ぶっ潰すという、強引で分かりやすい方法が、マスゴミから

垣間見える。(笑)

 

 

*********************

 

最近気付いたことで思いつくままに、列挙すると風化なる事例だが、

桑名毒ぶどう酒事件やら、カネミ油症事件…、時代は下るが

宮崎県の鳥インフルエンザ事故事件も、“やらせ臭”がする。

 

書くまでもないが、地検・検察庁の扱った歴代大事件で、

冤罪ではない事件を探すのが難しい程、

工作員・在日官僚議員ら、の活躍は目覚ましい、かと。(冷笑)

 

裏舞台への想像力を鍛えてもらえる事例が豊富で。(苦笑)

 

**************

 

 

優良な事業者が経営権を放棄せざるを得ない状況を作り、

事前に企業買収を整えて利益収奪の計画を盤石にし、

出来レースやでっちあげの事件事故は、

大衆がその背景に疑問を持たぬように。

 

現場の人たちも、疑問が湧かぬよう、

抗議で混乱を避けるよう、

周到に、事前に仕組まれている現代の茶番劇社会。

 

今回の地震でも、その臭いが、

うすら匂っていた、否、多分にしていたことを感じる。

 

 

**********************

 

20代半ばに、阪神大震災の予知夢を見た。

四日前だった。その内容はここに記さないが、

最近は地震の予知夢は歳のせいだろうか。

見ないのだが、地震を事前に予測する経験的に感じた、

一般的な観察のポイントを記したい。

 

◉まず、ケムトレイルも含め、日頃から雲を観察する。

一日1回は空を観察し感想を記憶。印象が強い時はメモをする。

◉妙に、蒸し暑い、季節とは違う身体からの熱い体感がある時。

(電子レンジで熱せられいるような体感・加熱中の電子レンジ内は知らんが・w・)

地震が発生する数日前(3〜4日前)は、とかくそうした体感が経験的にある。

妙に蒸し暑い日の翌日などは要注意だ。

◉それに伴って、地震の前日等、家族と口論になるような

情緒不安定を互いに感じる時。

また、ペット動物が落ち着きがない様子もある。

◉季節外れの内部・体感からの熱さを感じるような時に、

空を観察すると、規則的なストライプ状の雲があるかどうか。

◉その雲を見た時に、どの方角を中心に弧が発生しているか。

弧の内角方向に地震震源の観察があるかと思う。

◉例外的だが、予知夢も併せ、経験的に、約4日前くらいから顕著になる。

◉また、耳の中でわずかに奇妙なキーン音や耳鳴り、痛みが

突然起こるなども留意。

 ◉(追記)

人工地震の仕込み中か、ケムトレイルをせっせと仕込んでいる時期

要注意ではあるが、ケムトレイルが多い時に限って3〜4日目で大雨に

至る。雨の日は地震が起きない。地中と大気中にある

電波や磁波が緩衝するものか?とも思ったりする。

 

その他。

毎日人工地震を起こせる訳ではないだろう。

暦の中で人工地震に丁度良い(ヤツラ視点で)日があるのだと思う。

地球の引力や気象に大きく影響する、太陽、月や金星などの角度、

位置、バランス…。

 

昭和30年代には大手新聞の記事の見出しに、

おおっぴらに人工地震の可能性を指摘していたというのだから、

昨今は、50年前より汚染脳社会に拍車がかかっている現状だ。

人工地震は、あり得ないと断言する蒼い学者?御用学者?もいるのだから。

 

 

******************

 

人によって予知の時期・タイミングが違う気もする。

ワタシは4日前というのがひとつのポイントだが、

友人の話で興味深かったのは、地震の直前、数秒前に

電気のスイッチがパッチッと鳴るような音の数秒後、

地震がある、とも聞いた。避難にかなり役立つ予知能力だ。

 

人によって予知の体感があるようで。それを繋ぎ合わせれば、

最悪の事態を回避するのに、役立つかもしれない。

 

数十年前から妄想しているのだが…。

どなたかリレー予知サイトを立ち上げて欲しい。

(無責任発言でスミマセン・笑)

 

 

ともあれ、

江戸時代の私たちのご先祖様は、天変地異、

地震や火事などあったとしても、

打ちひしがれ腐ることなく、悲しみを抱えつつも

お互いが励まし合って助け合って、

気持ちを切り替え、飄々と乗り越えていたという。

カネの力ではなく、人々の助け合いが社会を支えていた。

日本の昔の人たちのタフな逸話が、ワタシは大好きだ。

風呂敷ひとつで逃げられる素朴な生活、

生物らしい潔さに憧れる。

 

自然現象を恐怖し憎みたくなるような富を蓄え、

ゆえに身の安全確保に苦悶し、

人々が恐怖の感情で混乱する世相は、

大袈裟に騒ぐマスゴミの影響。

その汚染脳による物質的価値観の依存に他ならない。

 

 

楽観的過ぎるかもしれないが、

人工地震か自然地震かは別として、人工災害とて、

一人一人が地震や災害を予知できる

判断材料を己の内部に培うのには、

日々の自然観察や自己内観・体調観察、意識の扱い方を

各々が身につける、内なる知恵を磨くのには、

良いチャンスだとも。

 

逆境も逆手にとって、知恵を磨き、偽ユダ悪意を

乗り越えたく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の大阪北部の地震で

 

 

 

6月18日 7時58分 大阪北部で地震があったことを数分後に知った。

被害に遭われた方々へお見舞い申し上げますと共に、
速やかに日常生活となりますことお祈りしています。


不謹慎な発言を承知だが、今回も人工地震ではないか、と疑問が湧く。


TVニュースが動画でアップされているので、いくつか視聴したが、
上水管破裂の現場がいくつもあった。
高槻市幹線道路で陥没して水道管が破裂し冠水。
鉄橋の途中で水道管が破裂して漏水。
茨木市で水道管が破裂し水が吹き上がっている。
高槻市内の水道水が濁り、小学校で給水が行われている。
JR高槻市駅で構内の天井から水が漏水している、と視聴者から投稿。

あちこちで流される視聴者からの投稿というのも一部怪しいし…。

(最近、JRに関する情報も、かなり不自然で、外資企業が完全買収とかを
水面下で企んでの事件事故では、と。それはさておき。)


何となく目にして聞いていれば、大変だなぁで、済ませてしまう。

だが、たくさん被害があっても、その場面を

特に誇張・強調しているように思える。

自然災害の偶然を装って、事前に工作できる、

と考えられなくもないトラブル。


疑い出したらキリがない。

が、陰謀説とは無関係の、ある日本の建築家が
記した書籍で人工地震を想定せざるを得ないことが書かれてあった。

阪神大震災で、多くの建物や高速道路、ビルが倒れてしまった映像。
ご記憶の方もあろうか。
瓦屋根が重く、潰れてしまった映像も多々あった。
マスコミは高速道路やビル倒壊の映像を何度も何度も流していた。

新聞でも象徴的にその写真を載せ大騒ぎであった。
その後、建築法が改正されるべきだ、という

議論も繰り返しマスコミはTVや新聞で取上げていた。


ところが、である。

先述したある建築家という人の著述によると、
阪神大震災の数年前に、建築基準が国際基準(欧米基準)に
変わる(日本にとっては変えさせられる)
準備段階の大規模な建築家の中国での大会に参加していた。
重要な会議では日本人はほとんど蚊帳の外で発言を許されないような状態だっとも。
建築基準が変わるということは、文化そのものが大きく変わってしまうことなのだ。
日常すべてである。

毎日、自宅の開け閉めする窓やドアの縮尺が、昔と変わったのである。
(建築物のサイズについて、心理的な影響を書きたいが、ここでは割愛する)

 

輸入建材をさらに大量に消費してくれる日本に、

そして国際的な植民地化状態の環境準備をしていたのである。
現在の新巨大ビルその前段階としてすでに、30年近く前に
日本の建築基準を国際基準(欧米基準)に変えさせられての、

昨今の巨大ビルやマンションや住宅の

建築ラッシュや、都市再開発なのである。

追記:

H8(1996)・H12(2000)・H18(2006)に建築基準法改正。

耐震強度構造計算書偽装問題(2005)

参考までに

http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/07/071117_.html

https://nobuogohara.com/2015/10/19/

 

 

人工地震もカネが巡るから、全体的に是となってしまうか。

が、日本人が向っている先は、この国と子孫の存亡の危機である。

 

マスコミはさも、地震があったから、建築基準を変えなくては
ならない、というような論調を捏造していたのだ。

 


単に、社会を混乱させるために人工地震があるのではなく、
日本を守ってきた法律の改正ならぬ改悪であったり、

見せしめや、民営化案件が目的、と思う。

 

マスコミが世論のテーマを暗に作り上げ、

大衆の世間話や仕事上抗議を緩和・疑問を消滅させ、

無難に、大衆が無意識に無条件での合意づくりの面が、

あるように思われる。

つまり、汚染脳である。大多数が、抗議もせず疑問を持たなければ、

奴隷植民化の的である日本は、偽ユダの都合に合わせ、

日本の国土も大衆も、ヤツラの悪徳デザインが、思いのままになるのである。

 

 

他にも、モリカケ問題の最中に、米・麦・大豆の種子生産と
普及を都道府県に義務付けしていた「主要農作物種子法(種子法)」が
今年(平成30年)4月1日に廃止させられたのだ。

つまり、国産の信頼できる、米や麦や大豆が作られなくなる

可能性が高くなり、遺伝子組換食品の輸入どころか、
国内で、大企業がGMO生産する流れが始まる段階になってしまったのだ。

TPPも合意してしまった。

USAの国会が1913年12月23日クリスマス休暇で反対者議員が

ほとんどいない時に、FBR(連邦準備制度)の可決。

どさくさに紛れて作戦タイタニック号事件も併せ、

ヤツラの未だ行う古典の常套手段ダ。

 

 

 

憶測ではあるが、熊本の水害でも、

何度も流木・倒木被害をマスコミの
ニュース映像で見せていたが、後継者のいない状態では、
農業・林業は継続できない…という、今も農業従事者として
頑張っている人たちが、農業を諦めていくようにする

プロパガンダの映像だったか、とも。

 

 

 

*******************

 


さて、今回は何かと言えば、唐突だが、
松果体」劣化破壊が目的…と。
つまり、上水道を某市が民営化させられることを暗に
マスコミはアピールしている。

水道水にフッ素化合物を混入させるのも、大きな目的であろう。

 

まさか、‘フッ素化合物’が身体に良い、歯に良いと、未だ思っている人は、
いないだろう。

フッ素化合物が体内に蓄積していくと
松果体(直感を司ると言われている脳の深部の小器官)が石灰化してしまうそうだ。
フッ素化合物はアルミ製造(メロン財閥が主)行程で発生する産業廃棄物だ。

毒性が高いのである。


参考にされたし

虫歯予防”フッ素”の真実         http://thinker-japan.com/husso.html


水道事業が外資系企業へ売り飛ばされる可能性。
水道事業が民営化されそうな情報があちこちから聞こえてくる昨今。
日本人を劣化させんとする意図の外資企業が、

フッ素化合物混入を企んでいるのが、大変に不気味なことである。

 

ブログ嘘八百のこの世界さまでも指摘されていたが、

6+6+6=18という訳で、カバラ狂ですか…また。/w/

でもって、 

7時58分 ナゴヤであろうか。。。
家人が気付いたのだが。

 

 

マスコミの災害時の取材は、秘密裏に事前に、

取材現場を計画され決められているであろうことを思う。

 

 

 

ついでに、偽ユダらはクールなイメージをとっても

重視しているだろうから、下水道やゴミ処理事業の民営化は、

日本や中国や韓国の企業に担わせて、

利益だけ持っていくんじゃないかなぁ。_w_

それが、ホントにかっこ悪いヤツのやり方、ダヨナァ。

 

 

*******************

 

追記。

さらに思うのは、こうした災害の時、マスゴミ

知名度のある人間が、人工地震、人工災害の可能性を

真っ向から否定する発言が、

大衆側にとって、エージェントや工作員として正体を

明かしている、見破るフィルターにもなろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鳥のこと__その3

 

 

自宅からすぐ近くの大通りの曲がり角を通りかかった時、
カラスが事故にあって、死んでいるのを目にした。
すでに何度も自動車が踏んづけた後のようで、肉片が飛び出し
ぺちゃんこになっていた。


痛ましい様子を見過ごすのがためらわれ、

家に帰りビニル手袋や袋や水の準備をして、その場所へ行った。

車の往来が激しい道路だから、間が空くのをしばし待ち、
ほどなく途切れたところで、思い切って車道に入りカラスの亡骸を拾い上げた。
その時、すぐ近くの電信柱からカラスの鳴き声が聞こえてきた。
甲高くカラスの声が空に何度も響き渡っている。

 

 

私は、支障のないどこかに埋めるか、可燃ゴミにするか、と

逡巡していたが、その啼いているカラスはきっと仲間に違いない。
咄嗟に、土に還すこと、できれば彼らが暮らしてきた場所、

その地に亡骸があることは、自然なことと思って、
歩道の樹の根元に見えぬよう置いて、南無阿弥陀仏と何度か唱えた。
その間中、ずっと電信柱のところでカラスが啼いていた。
ツガイだったか、家族、仲間だったのか。
切ない響きだった。

猫達と暮らし生き物は、すべて感情があることを日々感じている。
現代の人間の悲しみより、動物たちの悲しみは純粋で鮮烈であることも。

 

けれども、記憶という荷物を背負う人間よりも

動物たちは軽やかに、自然、そして無常を

受入れていることも信じている。

 

****************

 

都会の悲惨は、カネをかけ立派に豪奢になる程に、
人間の気付かないところで、たくさん起きていることを痛感する。
ビルの高さが増す程に陰影が濃くなるが如く、と。


明治以降、白人社会の模倣社会になった時から、
日本人の心は、次第に忘却・封印されてしまったようで。
約150年、乱痴気騒ぎの西洋礼賛に、やるせなさが募る。

 

書籍『逝きし世の面影』にあった描写に、江戸の人は、
遊覧の舟にカラスが乗っていても、追い払うこともしない。
特に忌み嫌うようなこともなかったと書かれていた。

蚤が背中に住んでいることを楽しむという変人愉快な人の話も忘れ難い。

 

植物に動物に…意味付けをしたり、虫を次第に嫌がるようになったのも、

明治以降かもしれない。
キリスト教的な懲罰の思考や物質的な完璧主義が、

日本人の意識を次第に変えていっただろうか。

 

 

“幸福や不幸・幸運不運”を過去や未来に因果を求める思考。
天国という救済。地獄という懲罰。
極端に記憶・記録(二次元のデータ)が偏重の

西洋礼賛社会の人間のそれは、
損得勘定の思考が、潜在的に醸成されるのだろう。
現在の日本に於ける神仏の解釈も、明治から西洋化してやいないか。

 


“今に生きてナンぼ”の、幸福感を誤解している現代日本人ではないのか。
すべては今という瞬間(時間ではない)に在ることを忘れていないか、と。
(ワタシもそうだけれども。。。ーー;)

 

 

奴隷VS貴族ヒエラルキーの構図で、

世界を覇権せんとした欧州勢。彼らが、

江戸社会のあまりの平和さや平等さ、人々の心根の美しさに、
驚嘆し憧憬し、嫉妬さえした、稀有の過去を持つその昔の日本は、

善悪とか、正しいとか間違いとか、損得の捉え方が、
現代日本と、まったく異質であったことを

私たちは改めて気付くこと、
学ぶことが、多々あるのではなかろうか。

 

 

 

 

 

 

油  7…(備考1)

 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=buN4-vVUktw

 

(アシタノワダイさま動画・6/25現在上記*URL削除)

 

【追記6/25】

ちなみに、

https://www.youtube.com/watch?v=3SI3Cq7D5xs

対談されている百田氏について特に当方は支持していません。

が、こちらの対談は上記動画内容にも繋がるような

話題です。(参考までに)

 

 

 

 

*******************

上記のYouTubeを視聴した。

前半は武田氏からの警告だ。

毎日新聞社の英字版新聞が、日本社会のこととは思えない、

下劣極まりない下ネタ文章で海外へ向け、それを日本だとする

紹介文を10年以上も掲載し続けていた、という。

‘超’異常な記事内容だ。

(なぜ今頃になって問題になったのか?!

 誰が指摘したのか?

 毎日新聞英字版は購読者いないんカぃ?!ノwノ)

 

翻訳の記事内容を口にするのも恥ずかしい程、と武田氏は前置きし、

それを圧して、マスゴミ自体の問題を指摘されている。

 

世界の人たちから日本が蔑まれるように、と悪意を込めた新聞記事。

工作員であろう記者やデスクらを動員し、

ヤツラが乗取り状態の現在のマスゴミ

否、もともとヤツラの工作機関として創設された日本マスゴミ

(世界中全てだろうが)

この件はその証左と言えるだろう。

 

 

偽ユダ支配…戦争捏造を手始めに、元ユダ御所望の

人口削減&倭人(自然)種ロボット化支配社会が大目的(…たぶんネ)の意図。

現代の歴史狂育で隠蔽されているであろう史実を知る度に、

ぶっ飛んだ仮説だが、その意図は既に紀元前からという可能性が、

視野に入ってきてしまう。

 

〜( 日本での肉食奨励の昨今の風潮の裏では、一般人には知されざる、遺伝的な解明が

既に為されていると私は考えている。欧州系人主に偽ユダ(約15000年前の人工種)は今、

ベジタリアンヴィーガン、果てはブリサリアンへ向おうとしているようだから。

偽ユダ白人社会では肉類の消費量が落ちて輸入肉が余剰している。よって、

日本に肉食を肯定させ買わせる喧伝が盛んなのだ。。。(家人の指摘より)

戦後のUSA生産余剰の小麦や大豆脱脂粉乳の喧伝と同じことが為されている。

 

 

糞尿屍残渣を土に戻させないGHQ支配下以降の戦後日本行政。

ちなみにイギリス等まだ土葬。

あらゆる歴史的検証事実を抹消し続けたがる、欧州勢の優生思想に

取り付かれた悪意を考えざるを得ない。

(世界中の遺跡を破壊、遺物、古文書等の隠蔽。

遺跡学術的解釈の捏造、世界遺産で偽定説を押付けし検証させないよう封印、

マスゴミ偽検証番組放映や軍事的破壊行為などが…証左、と。)

 

食とは、この世(肉体を形づくり存させる三次元世界の則)で、

因果応報を生む、要のひとつと思う。 

 

 

 

まずは現代日本人の汚染脳状態を紐解くのに、ひとつの突破口としてだが、

現代に至る約150年前、

明治から汚染脳目的でマスゴミが設置された事実関係を

周知する必要があろう。

(「マスコミとお金は人の幸せをこうして食べている」THINKE著を参考に)

 

工作員が蔓延る現代マスゴミ業界の主たる情報に信憑性があろうはずはない。

が、哀しいかなマスゴミの威力は情報技術の精鋭化とともに絶大となった。

政治や経済や唯物的基準の科学狂育医療福祉…。生活すべてに

悪影響、混乱複雑劣化、愚民化を促し続ける故に、

ヤツラの君臨を赦している。むしろ、増強させてもいる。

 

 

新聞社TV局雑誌出版社がジャーナリズムとか、

言論の自由、国家権力の監視とか、平等・博愛・民主とかを掲げつつも、

現実の世界では文章、文化、表現そのものを汚すような

不徳を積み上げ愚民化、汚染脳者を増幅させ…

地球環境は惨憺たる状況に至らしめている、、、是イカニ。

 

 

巨大な悪徳組織は巨大さや有名性が信用を獲得できてしまうという、

物質世界を偏重する価値観の汚染脳による世相。

 

この世界、地球をより良くしようと意志を持つ、

様々な良心的な勢力への批判やデタラメな風評を

垂れ流し当事者の心を傷つけ混乱させ、

マスゴミ言論の自由謳歌し続ける。

一方、良心ある個人や全うな小団体その勢力の発言や行動には、

厳重な監視の目を光らせ、言論・表現の自由を間接的に

あの手この手で剥奪し続けるマスゴミ

石油、金融、医療、食糧、生活物資全般、自然環境についての根本解決、

そして国家間の平和や異民族間の共存和合を目指す勢力に対して、

(ヤツラはマスゴミメディアを情報源とし)‘法による冤罪、風評による失脚、

 

あるいは、ヤツラの犯す犯罪(暗殺)’という対極の道具で善の活動を

抹殺してきた事例は枚挙に暇が無い。

更にはどさくさにまぎれ利益さえ獲得している。

(タイタニック号や911は顕著な事例)

 

国境・民族の根本不詳(工作員による)のトラブルや経済の摩擦等を

マスゴミで拡散拡大し、政治問題は作られ、仕込まれた

偽の事件や事故が、事実へと変わる。またそれをマスゴミは騒ぎ立てる。

負のループ。

日中韓の極東問題やチベット、フィリピン、ルワンダ…等)。

 

 ヤツラの喧伝するワンワールドなる無国籍化、

移民移住奨励、英語狂育や混血児の偏重は、

偽平和であり、人口削減や偽ユダ以外の人類ロボット化社会の序章だ。

 

地球環境を改善する目的や本当の有機的な世界平和へ向けての

まともな研究や事業を破壊すべく、

研究者らの中心人物を暗殺や誘拐やマスゴミによるバッシングで

消滅させる毎度の悪業。

 

******************

 

マスゴミ労働者や従事者は、巨大な組織の暈の下であれば、

何を表現しようが赦されるのだろうか。

表現という三次元への行為そのものは、

あくまでも個人の思考・思想が根底に有き。

組織が文責となり隠れ蓑になるジャーナリズムなど、

根本を問えば、存在し得ない。

ジャーナリズムという概念そのものが偽物だ、と思う。

個人の冷酷な所業の体積であり、それを客観とは思えない。

良心を捨て生活のためのカネを引換えとする哀しき業であろうか。

まま、組織を腰掛けにした自己顕示欲の排泄に過ぎない、と私は思う。

 

人間の、生物としての、この三次元での事実体験や想像力を

阻むお節介な業者であり、結局は大衆に、

ジャーナリストは…“虚の先入観・既成観念、

間接的な偽情報を植えつける

悪徳策謀組織のエージェント。

無自覚なマスゴミ労働者を、準工作員とでも呼ぼうか。

 

 

 

無自覚な者も含め工作員であろう記者やデスクらは、

個人自らの存在価値を貶めている。

カネや地位名誉・優越感と引き替えに、

タマシイを売った利己の行為は、

すべからく地球破壊に加担している。

そして自らの首を絞めていることに気付かない、

お気の毒な集団組織。

 

 

他者に辱めを与える者はいずれ運を失い、

辱めを受けた真実の者はやがて運を得るのが、

これからのこの世の摂理になっていくと思う…。

 

 

 ************************

 

 

大量に‘偽’情報を配信できる権限を独占し続ける大手マスゴミ

新聞社、雑誌社、出版社、テレビ局、広告代理店…等、

一般人側から一歩引いて見てみれば、

偽ユダ国際金融家とその手代組織の

下品さを露呈している自己紹介・自作自演でしかない。

 

アジアも他の大陸と同様、欧州勢が奴隷支配から効率良く

利益収奪する植民地支配のため“華僑”がその手代として、

富や権力を築いたのと、日本も同様だったであろう。

 

江戸末期から明治にかけて、地方の貧しい武士や

朝鮮先祖を持つ日本社会での少数派の人たち、

隠れ切支丹勢力を核として、欧州勢は富やユダキリ思想で、

中世から幕末まで隠密に諜報・制御・汚染脳をしながら、

明治政府の樹立を機に、幸福感がみなぎる江戸社会を

崩壊させる目的は、実践に移された。

 

(限りなく無自覚で盲目的な進歩発展の幻想に取り付かれた工作的な要員によって。

それは普遍を忘れ、一種のファッション性の思考思想・▽▽主義(ism)、

優越劣等の感情という振り子的思考に陥った人間〜が、

ヤツラの要員として取り込まれるのだろう、と思う。)

 

と、歴史狂育から排除された日本や世界で起きてきた事実を

繋ぎ合わせると、そのように解釈できる。

 

日本の政治家・高級官僚(犯罪者やならず者や半島系渡来)、

財閥(中世からの日本人奴隷加担や軍事物資による豪商)、

マスゴミの偽インテリ労働者やユダキリ思想に汚染脳された狂育者が、

あらゆる民族・生活総体を自ら破壊に至らしめた西洋の礼賛。

 

カネ盲信、勘違い優生種気取りが支配する

ヒエラルキー差別社会…にひたすら加勢する集団。

 

 

人口削減、火星引っ越し(ムリッ)やら、自然種(倭人系)のロボット化や

遺伝子を利用する恣意が、ジワジワと露わになりつつある昨今。

 

科学技術が進歩発展したとする社会、

AI化や再生医療脳科学、宇宙開発火星移住等で、

夢ありげな未来社会イメージを声高に番組で宣伝、CMで刷込みをするも、

AIやら再生延命アンチエイジング美容形成医療やらサブカルチャーなど

多岐にわたるマスゴミで執拗に紹介する現代技術や現代文化は、

大衆が実験台、モルモットだ。

 

偽ユダ以外の人間のロボット化への技術や、

偽ユダ所有以外の企業からの知的財産の収奪や、

偽ユダの中世から変わらぬ、

大衆=奴隷の差別的で支配的な悪趣味な嗜好やら、

ヤツラのマネーゲーム、投資が、

裏目的であろう、と。

 

中世以降の西洋からの思想、西洋文化の礼賛を基準としてきた

西洋貴族的・ユダキリ教的な、完璧主義が蔓延した昨今。

 

今の「現代社会」が、

地球破壊、生命破壊に至らしめんとしている。

 

 

真相は、偽ユダが元ユダに利用されているだろう構図が

現代社会の隅々にまで映し込まれているように、思える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

油  7

仲俊二郎著「この国は俺が守る〜田中角栄アメリカに屈せず」より
257頁〜260頁(部分抜粋と要約)

 

 なぜコーチャンは誰にでも分かる虚言証言をしたのだろうか。なぜ日本政府もマスコミも、評論家、識者らも無批判にそれを押し頂き、いっせいに田中抹殺に動いたのか。
なぜ正義の味方であるべき検察まで、最高裁と図って憲法違反となる嘱託尋問へ突っ走ったのか。大いなる謎を孕んだまま田中の逮捕へ突き進んだ。奇妙なことに、国民はそれが謎を孕んでいるとは思わなかった。「カネに汚い悪者」を退治する彼らに拍手喝采を送り続けた。世論というものはこういうものなのか。

 小佐野賢治全日空の若狭社長、大庭前社長、渡辺副社長、丸紅の檜山会長、松尾社長、大久保専務、伊藤専務、彼ら糾弾一色の国会証人喚問が続く。一方で、東京地検は警視庁と東京国税局と合同で、丸紅本社や児玉誉士夫の自宅を捜査した。外為法違反の疑いである。日本で日本人がアメリカのロ社から金の支払いを受けるには日本銀行の許可が必要であり、違反という名目である。この法律は存在しているが、為替管理が緩和される時勢の中で、現実に外為法違反で処罰することは行っていなかった。にも関わらず、形式的な違反を取上げ強制捜査であった。


 病気療養中の児玉が在宅で取り調べを受け、外為法違反で東京地検に起訴される。丸紅の檜山、大久保、伊藤も逮捕され、議院証言法違反や外為法違反、贈賄罪の共犯として起訴され全日空の檜山らも軒並み逮捕。地検は彼らから供述を引き出し、事件の構図をほぼ書ききる。その都度、情報リークを通じ、世論を導くのに余念がない。

 1976年7月27日早朝、田中は自宅で逮捕された。事前情報もなく、予想していなかった。だが、田中は取り乱したふうもなく、堂々としていた。毅然とした態度で検察の車に乗り込んだ。田中は直ちに自民党に離党届を出した。罪を認めたからではない。党に迷惑をかけたくなかったからだった。当初、外為法違反という別件逮捕であった。が、翌月16日に、主罪として受託収賄で起訴された。拘置所で田中は終始、姿勢を崩さず、容疑を否定し続けた。

 田中逮捕の準備は極秘のうちに進められた。検事総長の布施健は徹底した隠密作戦をしいた。数日前に三木首相と稲葉法相だけに伝えていた。当日(7/27)、電撃的に検事を田中の私邸へ向わせた。警視総監の土田国保にも連絡していない。逮捕時、青梅署で剣道の稽古をしていた土田は「俺はのけ者か!」と激怒し竹刀を床に叩き付けたという。検察の独走、暴走を物語る舞台裏があった。疑獄事件の捜査は、検察と警察の合同で進められるのが慣例であった。地検が中心人物を逮捕し、警視庁が周辺の被疑者たちを逮捕する。ところが、ロ事件は田中のみならず、被疑者も含め東京地検の逮捕者が14名に上り、警視庁の逮捕者は4名。捜査段階のみならず、被疑者逮捕もほとんどが検察の独壇場で事が進んだ。警視庁は単なる補助役に回され、無視され続ける。例えば、慣例の捜査資料は普通ならコピーも含め、二部作成し、検察と警察が一部ずつ持つ。だが、検察に届けられたアメリカ側のロ事件関連の膨大な捜査資料は、警察にはまったく書類が回ってこず、痺れを切らした土田警視総監は検察に異議申し立てをした。結果、二週間を過ぎようやく秘密資料が届いた。だが、肝心の重要部分が700頁もはずされて、事件の構図が読み取れなかったという。

 土田警視総監はロ事件について慎重な構えであった。その理由は、アメリカから突然やってきた事件であり鵜呑みにすることの危険性、だからこそこの種の事件捜査は常道としてじっくり内偵を積み重ねていくものである。が、まったくそれが為されないまま、性急に事件化していく捜査の稚拙さが解っていたからだ。このようにロッキード事件は最初から異様づくめであった。「検察・警察合同捜査」の看板の裏で、重要捜査については警察側の介入さえ拒否し、終始、検察だけの独断で進めた。慣例を無視した検察の異様な態度は、証拠固めより何かに追われるかのように、スピードだけを重視し猛進したのはなぜなのか。外国からなのか国内からなのか、何かの強力な指示があり、ターゲットの本命である田中角栄に一刻も早く辿り着くために作られた事件と考えても不思議ではない。田中逮捕の1ヶ月弱前6月30日、三木はプエルトリコサンファンサミット出席の帰路、ワシントンに立寄りフォード大統領と首脳会談をもつ。会談内容を明らかにしていないが概要が漏れた。経済問題と並び、ロッキード事件も重要課題として、両首脳はこの事件がP3Cへつながらせない、トライスター疑惑を進め田中逮捕までこぎつけることを確認したと、そんな情報が永田町に出回った。

 キッシンジャーは、「三木首相とロッキード事件について全般的な意見交換をした」と慎重な言い回しで肯定している。

 

(つづく)

 

 

油  6


仲俊二郎著「この国は俺が守る〜田中角栄アメリカに屈せず」より転載

250頁〜256頁(原文)

 

 田中の独自の資源外交やアメリカに先駆けた中国との国交回復、さらには自分たちの
宿敵ソ連との近い将来の平和条約締結の可能性と、どれもこれもがアメリカの国益
とって邪魔なのだ。その張本人の田中角栄を潰すことに、キッシンジャーは執念を
燃やしていた。そう考えて不思議はないのである。

 そのための準備は十分にしてきたつもりだ。在日C|A要員だけでなく、学者や評論家、新聞の編集者など、味方は多い。スパイになってくれている者もいる。国会議員や留学時にシンパになった連中もいて、こっそり組織に潜り込ませている。それに外務省はいつの時も味方になってくれるので、有難い。彼らが今、いっせいに蜂起して、田中攻撃の論陣を張ってくれるし、何よりも三木首相が先頭に立って引っ張ってくれているのが心強い限りだ。獲物をどんどん追い詰めていった。
 それでもキッシンジャーは油断することはなかった。田中への怒りは感情のマグマで燃えてはいるが、作戦は冷静だった。過去の幾多のC|A工作での失敗が彼に用心することを自然に植えつけていた。コーチャンはキッシンジャーの意向に沿い、しっかりと田中包囲網のレールを敷いたのだった。彼への
嘱託尋問は7月6日から4日間、ロサンゼルスの連邦地裁で行なわれた。日本から東京地検特捜部検事の堀田力と東条伸一郎が立ち会った。

 コーチャンは全日空へトライスターを売り込むため、何度も日本を訪れて丸紅の幹部と会っている。ライパルは三井物産を代理店とするダグラス社製のDC10機だ。1972年秋といえば、田中がニクソン大統領とハワイ会談をした頃であるが、ちょうど両社は日本を舞台に激烈な戦いを演じていた。
 いよいよ全日空が9月中には機種決定することをコーチャンは知り、8月20日に日本入りした。彼の供述によると、翌21日、丸紅本社を訪れ、檜山社長に会った。食事をともにし、トライスター売り込みの情勢分析などをする。22日に、販売責任者である大久保専務と会い、最終作戦を練る。そして23日、檜山と大久保が目白にある田中の私邸を訪ねた。二人で田中を訪問するようにと、コーチャンが依頼したからだという。では何のためにそんな依頼をしたのか。それが問題になってくる。

 

 当時、日米間では貿易不均衡で摩擦が生じていて、改善のために日本がアメリカから大型民間航空機など、何か大きな買い物をせねばならず、9月1日のハワイ会談ではそれが話題になることを自分は知っていた。そこで日本の総理大臣にトライスターの長所を説明してほしい、と頼んだというのだ。明確な言葉では証言せず腕曲的ではあるが、直接、檜山の口からトライスターを買ってもらえないかと頼んでほしい、という意味のことをコーチャンは依頼した。
 そのためには5億円の賄賂を渡す必要があると、22日の作戦会議で大久保から言われていた。しかし自分はその渡す相手について、誰かは知らない、という。そう言いながらもコーチャンは、大久保から受けた報告内容を次のように証言している。「自分たち(檜山と大久保)は総理大臣と会い、話をした。(5億円報酬の)申し出もした。
その線あたりで約束された」
 そして別のアメリカ人検事の尋問にコーチャンは具体的な証言をする。
「1973年6月後半に大久保から約束の5億円を送れと言われた…。そこでロッキード社の
ホートン会長に相談し、送る旨の返事を大久保にした」その5億円は4回に分けて支払ったことも、ロッキード社東京支社長だったクラッターらの証言から判明する。

 田中はコーチャン証言に驚いた。ハワイ会談ではニクソンと航空機購入の必要性は確かに話したが、どこの製品にせよなどとは一言も言っていない。それは民間会社が決めることである。たとえ総理といえども、一民間企業の経営方針に介入することなど、出来るわけがない。それなのに賄賂欲しさに頼んだかのようにでっち上げられている。その上、政治家が外国からの金を受け取ることなど、あってはならない大原則だ。丸紅とそんな話をすることなど、あり得ない。それなのにコーチャンはさも事実のように証言をしている。田中の怒りはおさまらない。
 しかしその怒りは法的に何の効力もなかった。最高裁が保証した嘱託尋問である限り、日本側からの一切の反論は出来ないのである。「その証言がすべて正しい」という前提で以後の捜査と裁判が行われた。贈賄の主犯である人物に直接会って、何を言っているのか、嘘をつくなと、反対尋問をして確かめたい。そう考えたのだが、その当たり前のことが今回は通用しない。海の向こうで贈賄の犯人が一方的にしゃべったことが、一言一句、日本国内では絶対的な「証拠」となってしまったのである。これが最高裁
保証した嘱託尋問だった。一方的な証言により、田中は以後、死ぬまで糾弾されることとなる。
 しかし日本社会はこの理不尽なやり方を歓迎し、支持さえした。悪党をやっつけるのに正義などおこがましい。身の程知らずだと、マスコミ論調は頭から田中を有罪だと決めてかかり、検察もそれに沿って捜査に突進する。そして要所要所で検察からマスコミへのリークがなされ、田中、丸紅、全日空の悪者ぶりを紙上にこれでもかと披露した。検察が最も得意とする世論づくりである。コーチャン発言の検証もせず、これが正しいと一方的に世論を盛り上げる。ナチス時代のファシズムを思い出させるのに十分だ。

フェアーで冷静な姿勢は微塵も見られなかった。ここでコーチャン証言の矛盾の一つについて、客観的な状況を概観しよう。それは田中が有罪か無罪かの核心につながるからだ。ハワイ会談の時点で、ロッキード社のトライスターとダグラス社のDC10の競争状況は果たしてどうであったか。結論的にいうと、全日空社内では、すでに購入機種をトライスターに内定していたのだ。

 

 両機が競っていたので不安だった、だから田中に頼もうとした、という

コーチャン発言は偽りである。トライスター優位の事実を丸紅とコーチャンが知らなかったはずがない。

 民間航空会社では機種を選ぶとき、組織的に社内委員会を立ち上げ、徹底的な、極めて慎重な調査を経て行われる。部外者である政府が介入する余地はまったくない。全日空も新機種選定委員会を設け、二年以上にわたって検討を重ねてきた。まさに社運をかけた検討なのである。両機への評価は甲乙つけがたい状態で推移していたのだが、
ハワイ会談の数ヶ月前から、どういうわけかDC機の事故が多発した。一方、トライスターは順調な飛行を続け、両機の差は明確になっていた。

例えばそのDC機の事故例を箇条書きにしてみよう

(木村喜助「田中角栄の真実」より)。

 

1-1972年6月11日、アメリカン航空のDC10において、ロサンゼルス空港で

 貨物室ドアのロックに支障事故が発生した。
2-同年6月12日、アメリカン航空のDC60において、ウィンザー上空で、

 後方貨物室ドアが脱落し、そのための急激な機内の減圧が操縦機能に障害を与え、

 操縦不能寸前の状態となり、デトロイト空港に緊急着陸した。
3-同年7月27日、コンチネンタル航空のDC10において、ロサンゼルスを離陸上昇中、

 第三エンジンが脱落した。
4-1973年11月3日、ナショナル航空のDC10において、アルバカーキ上空で

 第三エンジンが爆発して機体に穴があき、乗客一人が機外に吸い出された。
5-1974年3月3日、トルコ航空のDC10において、パリのオルリー空港離陸直後、

 貨物室ドアの脱落から機内の急激な減圧が起こり、客席床が下にへこんで

 操縦系統を破壊したため墜落し、乗客346人全員が死亡するという大惨事を

 起こした。


3例目にあるDC10のエンジン脱落というのは構造上の欠陥事故であり、

機種決定に致命的な影響を及ぼす。はっきり言って、完全な技術失格なのだ。

これに対し、トライスター機は世界中で順調に飛行した。

構造上の欠陥が一度も発生せず、安定した優秀さを示していた。

 

さらに1972年7月23日、東京、大阪、鹿児島の各飛行場で、トライスターとDC10がデモフライトの競演を行った。どちらが優秀かを公開で競うのだ。トライスターは性能開示を誠実に行い、確かな飛行を行った。これに対し、DC10は秘密を残したごまかし的な飛行をし、見ていた全日空関係者の不審と不評を買ったのだった。
 先のDC機の事故例からも分かるように、最初の三件は、コーチャンが日本へ行き丸紅幹部と会った8月20日より前に起こっている。また9月1日のハワイ会談からは相当前の事故なのだ。エンジン脱落という重大欠陥も合わせて考えると、全日空が早い時点でトライスターに内定していたのがよく理解できる。

 

 これらの事故は丸紅幹部もロ社のコーチャンも熟知していたことであり、自分たちが極めて有利な位置にいることも知っていた。現に8月当時、担当専務の大久保は休暇をとって、のんびりと旅行をしていたくらいである。
それなのになぜ5億円もの賄賂をわざわざ時の総理大臣に渡してまで、ハワイ会談でニクソンに念押しさせる必要があるのか。常識的にはとても考えられない行為ではないか。にもかかわらずコーチャンは、丸紅を通じて田中に依頼したと証言するのだ。田中が、そんな馬鹿げたことを請負うはずもない、と全面否定したのもうなずける。

 

(つづく)

 

 

 

油  5

 

 

 

昭和51年2月に勃発したロッキード事件(ロ事件)。

当時も国会は法案立法の議論そっちのけで
ロッキード社(ロ社)からの賄賂疑惑で証人喚問が繰り返され、
その役割が破綻していた。
税金の無駄遣いするな〜と、子供なりに思った。
(まだ消費税もなく税金は払ってなかったが。笑)


小学生の頃の事だった。帰宅して夕方に近い時間、
TVをつけると毎日のように、国会中継で証人喚問が
行なわれていた記憶がある。
田中角栄氏の「記憶にございません」の応答は、
あの頃、冗談まじりで国民皆が無責任に
使っていただろうか。


マスゴミの影響からだろうが、
首相田中角栄氏に子供なりの関心があり、
事件前まで好感も持ってもいた。
事件後の様子に何事が起きたのか?と謎だらけであった。

この事件はきっと簡単な話でないだろうな…と、子供心に薄々感じてもいた。
長い間、国会で関係者らが事情説明できない理由が裏にあるのだろう、と。

 

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各国首脳と会談を重ね資源外交に力を注いできた田中氏だが、アメリカ側は

石油消費国同盟としての日本の立場を守るべく国務長官キッシンジャーから

強力な圧力がかかる。
それと平行するようにして、立花隆田中角栄研究」というレポートが

きっかけとなり、田中角栄金権政治のバッシングがマスコミで

盛り上がりをみせ始める。

就任直後の日中友好条約締結の功績、果敢な資源外交、

自民党エリート達が及び腰の資金集めを買って出ていた

田中氏の労も水の泡と化すようにして、

金権政治のイメージが、国民の不審感を募らせていった。

やがて田中内閣は失速していく。翌年(1975)7月の任期を待たずして、

1974年11月末に田中氏は自民党総裁を辞任。
12月三木内閣が発足し、ロ事件勃発は1年3ヶ月後のことであった。

 

 

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仲俊二郎著「この国は俺が守る…田中角栄アメリカに屈せず」

8章 〜ロッキード事件勃発〜

236頁〜237頁(原文を転載)


それが起こったのは、1976年2月4日のことである。場所はアメリカ上院多国籍企業小委員会(チャーチ委員会)だ。ロッキード社(ロ社)の海外不正支払いを追求していた公聴会で、突如、日本人の右翼の大物、児玉誉士夫の名前が飛び出した。同社の会計士が、

児玉がロ社の秘密代理人であったこと、そして新型旅客機トライスターの日本売り込みにあたり、30億円以上を支出し、そのうち21億円が児玉に渡った、と爆弾証言をしたのだ。続いて6日には、ロ社のコーチャン副会長が、これまた驚きの証言をする。田中角栄と刎頸(フンケイ)の友と揶揄されている小佐野賢治と、総合商社丸紅の檜山広社長、伊藤宏専務、大久保利春専務らを名指しし、丸紅を通して複数の日本政府高官に6億円の金を渡した、というのである。日本が国産化を決めていた次期対潜哨戒機(PXL)も、国産化が白紙還元されたという。


 日本は大騒ぎになった。マスコミも政界も、そして国民も、降って湧いたような爆弾にてんやわんやでロッキード 一色で塗りつぶされた。「政府高官とは一体、誰なのか」。小佐野賢治の名前が出た以上、その先にいるのは田中角栄ではないのか。田中が首相の時に、たぶんニクソンとのハワイ会談で、強引にロッキード社のトライスターに決める密約をしたに違いない。そんな疑惑の声が日本中に踊る。マスコミも叩きに叩いてきた田中の金権政治と結びつけ、「やっぱりそうだろう」と言わんばかりに、一方的に世論を盛り上げた。盛り上げたというより誘導したに等しい。
 海の向こうの民間人が話した内容を、まるで神のお告げのように神聖化し、何の警戒も批判もなく、大新聞が連日、全段ぶち抜きで煽りに煽る。評論家や有識者達も、政治浄化を訴え、それと対にある人間として、田中とトライスターを一直線に結びつけた。
 三木が田中を攻撃することで政権を維持したのと同様、新聞や週刊誌、テレビなどのマスメディアも、田中を批判することで売り上げを伸ばしてきた。
 煽れば煽るほど売れるのだから、笑いが止まらない。まるでオーケストラを思わせる田中批判の合唱だ。すさまじい一点攻撃の突風が吹き荒れた。

 

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238頁〜248頁 (以下要約)

 

2月9日、突然、久保防衛事務次官がPXLの国産化白紙還元を1972年10月9日の国防会議直前に、「当時の田中首相、後藤田官房副長官、相沢大蔵省主計局長の三者協議で決まった。防衛庁事務当局はその時まで知らされていない」、と田中を名指す発言をし、事態が更に紛糾する。これに対し、後藤田と相沢は直ちに抗議し、久保次官は発言を撤回するに至る。

 

2月11日東郷文彦駐米大使がワシントンに着任し国務副長官インガソルを訪ね、三木首相がロ事件の真相解明にかける熱意を説明し協力を求めた。西ドイツでも有力紙がロ事件を取上げ政府高官とは田中角栄氏と岸信介氏であると明言。どこでそんな資料を入手したのか不明。世界中で「田中は黒」というキャンペーンが張られつつあった。

 

社会党は2月12日調査団を訪米させ渦中の人物、コーチャンから「通産大臣時代の田中氏とYX計画のことで会ったことがある」という言葉を得る。(YXとは日本メーカー初開発航空機YS11の後継機開発計画。)通産省主導の計画で、担当大臣として田中が守備範囲で語るのに問題はない。が、コーチャンと会ったことがあるというだけで、田中は怪しいと烙印を押される。社会党調査団が得たものはロ事件とは無関係であるにも関わらず、意図的に利用された。


三木首相は事件解明はすべての政治課題に優先すると表明。16日衆議院予算委員会小佐野賢治全日空社長若狭得次が証人喚問。17日丸紅の檜山会長、松尾社長、大久保専務、伊藤専務らも喚問。23日本会議で政府高官含め一切の未公開資料を三木首相本人から、フォード大統領に書簡で要請すると発言。総理大臣を務めた人物の白黒を外国任せにする危うさと無責任さ、政治の問題としてこれを扱うことに、時の大蔵大臣の大平、幹事長の中曽根、椎名ら各氏、多くの議員たちは苦言を呈している。


資料を求める三木の親書に対しアメリカ側、国務長官キッシンジャーは即答せず「政府高官の氏名公表は相手国の安定をそこなう」と発言。が、アメリカ側はアピールとして良識的な対応と、日本側に貸しを作らせるかのようにして、一応の難色を示す。

 

日本の世論の後押しを受け、地検特捜部が検察官をアメリカへ派遣。キッシンジャーと交渉は難航するも、日本はマスコミがこぞって正義のために闘う検察、粘り強い特捜部として新聞雑誌TVで大いに盛り上げた。世論が沸騰したところで、アメリカ側からわずかな資料を苦労の末、入手。地検特捜部への国民の信頼が一気に高まった。資料は極秘扱いとされ、公表されなかったが賄賂を受け取った高官名らしき名前が記されていた。「TANAKA」という人物で、丸紅ルートによる5億円であり、何故か、その部分だけが、明るみに出されたのは、検察によるマスコミへの意図的な漏洩としか考えられない。何故なら、その資料内容を知っているのは、検察と内閣上層部だけだからである。


「TANAKA」の文字が即、新聞紙上に挙がり、国民が田中角栄を意識するよう意図的な報道がなされた。検察はアメリカ側と更なる協議を続け、いち資料だけではなく幅広い資料提供を得る話し合いがまとまり、司法取り決めが調印された。

 

賄賂を受け取った「TANAKA」という資料だけでは、田中角栄を立件するには不十分で、ロ社副会長コーチャンの尋問が必要となった。が、日本での尋問で賄賂を渡したと認めれば日本の法律が適用され贈賄罪で逮捕されるので、訪日要請を受入れる訳がない。

 

三木は検察と相談の結果、嘱託尋問という奇策を打つ。日本の検察の代わりに、
アメリカ連邦地裁が国内でコーチャンを召還し賄賂についての供述を依頼するという方法だ。が、キッシンジャー国務長官は「仮にコーチャンが贈賄の罪が明らかな証言をしても、彼を罰しないという刑事免責を保証してほしい。それも最高裁判所の保証でなければならない。であれば、証言記録を日本に引き渡してもよい」という条件付きであった。アメリカではしばしば利用される司法取引だが、日本の法律では憲法違反の要請。
総理大臣、検事総長も違法なことはできない。
アメリカ側はそれを承知のこと。更に三木と検察庁最高裁と交渉し、日本とアメリカの裁判官同士も連絡を取り合い、異例の「不起訴宣明書」を日本の最高裁が承認する。コーチャンの刑事免責を決議し、「検事総長宣明書に対する最高裁長官の保証書簡」という形の、最高裁お墨付きの、「不起訴宣明書」を出した。

 

「そのような供述は証拠にできないという有名な裁判判例がすでに
あった」にも関わらず。(田中側弁護士・木村氏著より)


「不起訴宣明書」を最高裁が承認するのに、13名の裁判官全員が賛成した。マスコミが追い風を作るようにして、法の番人であるはずの裁判所が「田中は有罪だ」と決めつけたような性急な対処であった。「不起訴宣明書」の違法性についての議論は、ほとんどなされなかったという。

 

その後、ロッキード裁判は最高裁まで行き、田中氏が死亡した1993年、最高裁は何と、刑事免責をした「不起訴宣明書」が違法だったと白状する。

 

コーチャンらの証言を有罪の証拠としてはならない、と決定したのである。違法の宣明書を出して、田中氏を有罪に導き死ぬまで裁判闘争をさせておきながら、被告が死んだ途端「あれは違法だった」としたのは、まるで田中氏の死を待っていたかの行動である。30数年過ぎた今も最高裁は「不起訴宣明書」を出した経緯を秘密にしたままである。当時、最高裁、検察、法務省は死守しなければならない隠し事があったであろう、と。

 

田中氏は死ぬまで無罪だ、冤罪だと叫び続けた。もし当時、最高裁の13名が、法の番人として義務を果たしていれば、「不起訴宣明書」は出さなかったであろう。嘱託尋問も行なわれず、有罪か無罪かは別として日本の法律に基づく裁判が進行したに違いない。ともかく、検事も裁判官も異常であった。地検特捜部の検事らは法律家としての枠を乗り越えた。頭から田中イコール悪という図式をこしらえ、それに沿って裁判官も嘱託尋問という違法性をチェックすべき基本的職務を怠り、違法な証拠に基づく裁判へと突っ走った。

 


新聞や雑誌にはロ社の裏金作りに動いたと思われる社名、人名の活字がマスコミで派手に踊っていた。その渦中、ロ社が支払ったとする領収書の一枚に「サトー」というサインがあったという。週刊誌のロ事件記事では、故佐藤栄作元首相、佐藤文生衆院議員、

佐藤孝行衆院議員、佐藤守良衆院議員、秘書の佐藤昭子をロ社が支払った領収書サインの候補者5人挙げている。

この頃「田中角栄研究」を発表しマスコミの寵児となった立花隆は、週刊誌に田中角栄の秘書・佐藤昭子が最有力候補だと書き立てた。田中が有罪であるという心証を国民に植え付けようとした。秘書の佐藤に田中氏は厳しく尋ねたが、事実無根であることを断言し、サインの筆跡鑑定を依頼する。結局、このサインは、ロ社が三文判を使って作成した偽領収書だと分かった。

ロ社が偽領収書を作ってきたという事実は何を物語るのか。一事が万事、コーチャン副会長の証言そのものに信憑性が欠けることになる。が、検察・裁判所・マスコミはそのことを不問に付した。

 

 


249〜250頁 (原文を転載)

そもそも、この事件は最初から不思議なことだらけなのである。先ず田中への
賄賂を暴露したチャーチ委員会からしてそうだ。ロ社の日本政界工作を記した
秘密の会計書類が、誤って上院のチャーチ委員会に送られてきたのだという。
それほどの重要書類が、間違ってこともあろうに国会へどうして送られてきたのか。
しかも封書の宛先が違うのも無視し、誤って開封してしまうのである。
すると秘密書類や領収書などがぎっしり入っていたというわけだ。
郵便の誤配達と誤開封という二つの偶然が重なり、それがきっかけとなって、
田中の疑惑へと一直線に突き進む。実に不自然な成り行きである。不自然というより、
何か背後に作為的なものを感じざるを得ない。故田中角栄を永遠に抹殺する強烈な
意図が匂ってならないのである。
それは綿密なスケジュールに沿っているかのような観さえした。先ず立花隆
田中批判の論文からはじまる。続いて外国人記者クラブが唐突に田中を悪者に
仕立て上げたインタビュー事件。その後、爆発的に国会やマスコミ、識者などに
よる田中式金権政治への非難が続く。そしてそれらが沸騰点に近づいたとき、
満を持したかのように突如、チャーチ委員会でTANAKAの賄賂疑惑を暴露した。

 

 (つづく)