ただいま日記

洗脳社会〟の手法を「知って。気付いて。」 自分に帰ろう。今に戻ろう。

ウィルス騒動を逆手に___(11・2/2)

 

 

大衆のあらゆる欲望が暴走し、
あれこれ、面白ろ可笑しく楽しき偽ユダによるマスゴミの、

ゴミ思考なる西洋礼賛。


この異様で不気味な価値観の世界に、
もう知らんがな・・・という思いが込み上げてくる衝動。

 

が、それでも・・・。

なんとかならんかなぁ、と。

 

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ウィルス騒動を逆手に___同タイトルで度々、記してきた・・・が。
さて。
現況、最も伝えたかったことは、食のことだ。

 

現代で和食と言われているものは、概ね明治以降、あるいは

戦後の食プロパガンダで変容し波及したものだと、私は考えている。

何と言っても、和食と称するものにも肉類や油脂類が多く使われているのだから。

 

幕末までの日本は、基本的に動物性のもの、特に四つ足と呼ばれる

牛、豚や牛の母乳・体液である乳製品、鶏は、

食していなかったことを日本人として周知していることだろう。

 

それに加え、日本の伝統食を見渡せば、「保存」ということに

長けた食事である。

 

もはや現代日本人には、その認識が希薄に、あるいは喪失している模様。

非常食と言えば、カップラーメン、レトルト食品、冷凍食品、缶詰、非常食品しか

頭に浮かばない、惨憺たる状況だ。

 

日本の伝統食は合理的で安心で長期保存でき、

供給・需要の調整ができることも含め

世界で最も自然の理に適った食であると、私は思う。

備蓄は利己だが、保存は計画分配と考えたらいいかな、と。

 

このウィルス騒動で、備蓄だと騒ぎ、利己的な買い占め行動を改めるのにも、

視野の外になってしまった、自身の先祖の暮らし方に、もう一度

日本人皆で、先祖の豊かで堅実な知恵を本気で掘り起こしたいものである。

 

以前にも書いたが、おせち料理の基本的な調理を

日常に生かすことが良さそうだ。

http://tadaimachan.hatenablog.jp/entry/2017/01/18/121333 

↑ついでに宣伝

 

ワタシも若い頃は保存食というものの

重要性を考えたことはなかった。が、最近改めて日本の伝統食は

自然災害あるいは人災があったとしても、皆で食い繋いでいける

知恵の宝庫であることをひしひしと感じている。

 

例えば、昆布や椎茸、鰹節などは冷暗所あるいは冷蔵庫や冷凍庫にあれば、

何年でも使えるものである。

本物の味噌も3年以上のものの方がむしろ珍重され、

本来の材料で作られた醤油やお酢、みりんも、数年は大丈夫である。

 

梅干しに至っては、何も喉に通らないほど食が細ってしまった

胃癌末期の人が、二十年だったか三十年前の梅干しを

番茶かおかゆで食した後、食欲が回復し、元気を取り戻した話を

本で知った時には本当に驚いた。もちろん、自家漬けであろう。

私もこの逸話を知り、母の病のこともあったのでそれ以降、

毎年六月から七月末の家庭行事として梅干しを漬けている。

お天道様、自然の恵みを受け、出来上がった時の

有難さ、喜びはひとしおだ。

 

市販品の梅干しの原材料を見ると、添加物だらけで、

似て非なるものであることがわかる。

おそらく二〜三年で食べる事ができない代物になるだろう。

 

 

以前、沢庵を作ろうと無肥料無施肥で大根を育て、

間引きした小さな大根も全て干したが、干し過ぎて干からびさせてしまった。

指かヒゲのような小さな大根までも捨てるに捨てられず、

とにかく塩をまぶした糠に入れ、悶々としながら糠にまみれた大根を

冷蔵庫で寝かせていたのである。(ほぼ邪魔物扱いをしていた。。。)

が、意を決してナント四年後、甘辛く煮物にしたら、家人は美味しいと

パクパク食べてくれた。自慢になってしまうが、確かに美味しかった。

(四年物というのは家人も承認済み・笑)

保存食にも怪我の功名ありというわけで、

切り干し大根と沢庵の折衷で滋味深い煮物に変身したのであった。

塩、糠、植物の威力、抗菌力、天日干しの凄さに驚いたことだった。

 

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切り干し大根をはじめ多種の天日干しの乾燥野菜や果物、

漬物類(糠、麹、粕、塩、酢、糖などで)、

小魚類(田作り、煮干し、しらす 、スルメ、身欠鰊、棒たら、など他)

豆類(大豆、小豆、黒豆、多種豆類、高野豆腐など)

種類(ゴマ、クルミ、とちの実、麻の実、栗など他)

海藻類(海苔、ワカメ、ひじき、昆布、天草、青さ、など他)

薬草類(びわの葉、スギナ、ドクダミ、たんぽぽ、ハコベ・・・

    多くの種草類は薬効性がある)。

そして、麹菌や納豆菌の酵素の有難さ。

梅干し、梅酢などのクエン酸の恩恵も計り知れない。

また、玄米は白米に比べると長く保存できる。

 

知識が浅いので私も未だ一般的なことしか知らないが、

まだまだたくさん、日本には自然に則した伝統保存食の知恵はあるだろう。

 

 

インスタント食やウーバーイーツとかの

デリバリー、ファストフードやコンビニ食で、

毎日の食生活をやり過ごしているうちに、財布も身体も冷え込み、

免疫は下降していくだろうことは、想像がつく。

そして知恵は身に付かない。

 

 

食糧難を恐れ不安がる前に、この時期、

日本の伝統保存食について先祖の深き知恵と、

現代の情報収集しやすい状況下で本物の知識を身につけ、

生活の一部として習慣化していきたいものである。

(既に、年配者からの口伝が難しくなってきているが故に)

健康管理に加え、結果的に家計の節約にも繋がる。

石油製品などのゴミの軽減にもなる。

 

 

表面的な味覚や、見てくれ見た目のよさ、時代や流行と称して

CMやマスコミ情報にそそのかされ、衛生目的のために多種の薬品を入れて

多国籍企業、大企業の大工場で生産されている、調味料や食品には、

痛みや悲しみが入っているように感じてしまう。

 

表面的な味覚とは、工場生産によって

〝パッケージ化された味、旨味、美味しさ〟である。

顆粒や固形などのコンソメ、鶏だしや、

だし入り醤油や味噌や、人工アミノ酸調味料類などで

人工的に味を作られ調味されたお手軽便利をうたった大企業製品の全般だ。

 

 

単純に、昆布や鰹節、煮干し、鯖節、鯵節、干し椎茸、

肉類、魚類、野菜類の素材で、出汁をとるというごく当たり前のこと。

基本に立ち返ることを次世代へ心から願い、

伝えたく言いたいのである。

 

 

見栄えや派手さはないが、手間隙かけ丹精を込めた日本の中小企業にて、

「素朴に加工された保存可能な材料」を節約しつつ家庭で丁寧に活用し、

できる限り、自然に負荷の少ない素材を用いて料理してこその栄養であり、

真心を頂くことが、体の真のエネルギー源、と思う。

大変ではあるが、自分の手や体を使って、様々な工夫をすることが、

結局、自らの健康を守り、その体得した知恵が、

子供たちの人生の道標になるのだ、と思う。

あるいは、命は、お金と引き換え、等価にはなり得ない。

己が命を繋ぐのに、他生物は命を捧げてくれている。

他生物に、自然に、深く恩を感じ、

食材を丁寧に生かし感謝をあらわすのが、礼儀と思う。

動物たちの方が余程、恩を忘れないし礼がある。

ワレワレ人間の堕落を自身も反省するところである。

ともかく、外出できない時期なのだから、時間を有効にという訳で。

 

 

市販の表面的な味覚ではなく。

既製品、工場で作られた味ではなく。

各々が困難がありつつも、創意工夫の中で生み出す、

滋味深さ、味わいに目覚めたいものだ。

生意気な言葉を記すことをご容赦頂き、

日本人、日本社会、日本経済を

根底から健全化していくのは一人一人から、家庭から。

日本文化をもう一度、育てなおすのも、一人一人の姿勢から、と。

 

説教くさくなってしまったが、基本を忘れず。

逆境の時にこそ、学び、知恵を育てよう、と私自身にも言い聞かせて。