ただいま日記

洗脳社会〟の手法を「知って。気付いて。」 自分に帰ろう。今に戻ろう。

油  10…(7)

 

 

大 麻 (オオヌサ・オオアサ)は、石油の役割を凌駕する
可能性を秘めた、偉大な資源であることをわずかだが前述した。

地下資源採掘は、地球環境を疲弊させる最大の原因がゆえ。
 
 大 麻とは、関係のない植物について
 ‘地中海地方又は東ヨ-ロッパ原産と言われている、
 ケシ(ソムニフェルム種)からできた毒物(果実の樹液が原料)の
 あへん化合物に’、‘ 麻 薬 ’と銘打って
 日本では有用な植物として認識される漢字の「麻」を
 登用した。
 これもまた、G H Q発のプロパガンダであろうか?
 しつこく私 見を。

 

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「麻」という文字が使われている熟語で、
現 代 日 本 社会の誤解をまねくイメージ操作に
一役買っている、と思われる熟語がいくつかある。


例えば、‘麻酔’という熟語の語源を調べていたら、
歯科医師の運営されているH Pで興味深い記事があった。

 

明治39年の“歯科医師法”成立にあたっての帝 国 議 会では、
「魔睡」(マスイ)という漢字で記録されていたそうだ。

 現代で麻酔(モルヒネ等) と呼称されるものも、
 ケシが原料の‘あへん化合物’が由来である。
(近年でも日本は年間数百tのあへん輸入があるそうだ。)


戦後しばらくまでは、日本には ‘麻酔’科 は存在しなかったという。
昭和25年に‘G H Q主導の 日 米 連合医学 教育者会議’を
2ヶ月に渡って開催。

昭和27年に東 京 大学で‘麻 酔’講座が初めて開講されて、
以降、東 北、京 都、慶 応、札 幌 大学にて開講。


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戦前までの新聞記事では
“魔睡→魔酔→痲酔→麻酔” “魔薬→痲薬→麻薬”と熟語が混在している。
明治から大正は‘魔と痲’が混在。
大正から昭和初期では、やまいだれのついた「痲」という漢字の熟語、
痲痺や痲酔、痲薬が印字されている。
満州関連の記事、そして戦時中の新聞では
「麻」という漢字が次第に代用されているようだ。
G H Q 指示ではなく、ご時世ゆえマ ス ゴミの多忙さか…!?

熟語として短期間のうちに変化するということは、
現物と共に用語として、使途の年月が浅いことも
示しているだろう。

 

“魔”という漢字は、麻と鬼でできており、
仏陀の悟りを妨害しようとした化身の(それ以前の神話からマーラーと呼ぶ化身)
梵語の音から、唐の時代「魔」という漢字を造語したという。


日本で主に植物を指す文字、麻(アサ)と呼称する植物の種類は多様で、
中国では麻という漢字は「からい(辛味)」という意味を含むという。
やまいだれの「痲」という漢字にはしびれるという意味があり、近似している。
ちなみに、林という漢字のみでも麻の意味合いがあったそうだ。

(それも興味深いが…さておき)


麻と呼ぶ多種の植物のみならず、すべての植物自身に
自己免疫のための微量毒素を持ち
それが人間にとって薬効性や有用性、時に毒性になる。

日本で「麻痺」という漢字を現代の中国繁体文字では
「癱瘓」という日本にはない漢字が使われている。
今は使わないようだが、中国では‘痺’はウズラを示す漢字だったという。
「ひ」音だけで漢字が混用されるようになり、
日本では麻痺という熟語に繋がっているようだ。

文字に関しては、あへん由来のヘロインやモルヒネ
表記するなら「魔薬」、あるいは旧字にしかないが本来ならば
「痲薬」が、妥当という気がする。

 

重箱の隅をつつくような指摘ではあるが、
案外、些細なことの集積が、
人間の無意識に影響すると思うのだ。


現代マスゴミの多用する法律用語の(恣意的)安易な表記、表現さえも、
常識、ひいては集合無意識までも混乱させ、誤謬は常態化し、
偉大な資源の「大 麻」に
汚名を着せ、自然破壊にまで繋がっている、と。

 


*(麻繊維についてはまた改めて)