ただいま日記

洗脳社会〟の手法を「知って。気付いて。」 自分に帰ろう。今に戻ろう。

パエリアで時短。…和食こそ、心の豊かさと知恵の深さを培ってきた

昨日は来客という訳で
もてなし用らしき料理を作った。

前日までは手巻き寿司を予定していたのだが、
新鮮な刺身を調達するための時間が無くなり、
結局、夜遅くまで開いているスーパーでメニュー変更をした。

パエリア、スープ、口取り、サラダ、デザートに決めた。
購入したものはパプリカ、アスパラガス、パセリ、イカ、エビ、アサリと
料理用ワインそして奮発してサフラン
買い置きはトマトの水煮缶やマッシュルーム。
親戚にもらった無農薬レモン。

そんなところ。

よく考えてみたら、手巻き寿司は簡単のようだけれども、
お客様へのもてなしに気使うことは多数。

お刺身の新鮮さ、切り方、盛りつけ方。海苔の良し悪し。
酢飯の味加減。酢飯お吸い物か茶わん蒸しの出汁の下準備。
それらの濃やかな具材準備。煮物和え物もちょっと
添えて。と思ったら、全然時間が足りない。

魚介パエリアやポタージュスープで正解だった。
買い置きの玉ねぎニンニクを炒め、洗わず米を
入れ、しばらく炒める。

片手間でサラダの野菜を洗って、盛り付け。
オリーブオイルとお酢と胡椒、ニンニクのドレッシング。
口取りはアボガドやきゅうり等を
簡単な思い付きソースで味付け。

人参とジャガイモのポタージュスープ用に野菜を
汁多めで煮込む。

その汁を取り分けサフランを入れ煮立たせたら、
パエリア用鍋に入れ、
イカ、エビ、アサリ、マッシュルーム、
トマト水煮、アスパラガス、パプリカをのせ、
ワインを回し入れ、蓋をして中火で炊き始める。

後は、サラダや口取り盛り付け。
ポタージュ用の野菜スープはミキサーかけ濾す。

テーブルを用意して、
パエリアの火の調節(オーブン焼はできなかったが)をしながら、
盛り付けを済ませ、大体の準備は整う。およそ1時間で料理が終わる。

出来上がった料理を並べ、頂きます。

皆さんご馳走だ、と喜んでくださり、
美味しいと言ってくださる。
有難いな…と思いつつも、
手巻き寿司にしなくて、時間ぎりぎりセーフ。
良かったと思った。
西洋の家庭料理を「ご馳走だ」と…。

よくよく考えたら…
とんでもない!

日本人は汚染脳されている。

和食は人力、知恵、時間、経費…
あらゆる気使い・職人技の支えがあって、
やっと、もてなし料理になる。

それに比べれば、切って置いて加熱。
切って、ちょっと味付けして置いて。
そんな単純な作業で贅沢だと思い込まれる洋食料理。

素材や調味料類をよく考えたら、日本の伝統食が
どれほど知恵と時間と努力の結集かを改めて
考えさせられた。

本物の醤油や味噌、お酢を作るのに数年。
鰹節や昆布、椎茸も乾物にするのに非常に手間暇が掛っている。
職人芸である。その支えあっての料理。
美味しいお刺身にするためにはあらゆる好都合があって、
やっと手に入る。道具や切り方も気は抜けない。

西洋食は、家畜を殺して裁いて、畑から野菜を持ってきて、
塩と少しのスパイスでできる。

小麦類は製粉、乳製品などに多少手間が掛るけれど、
日本の調味類の比ではない。

日本のもともとの食文化の知恵深さを忘れ、
西洋食を華やかで綺麗な見せ方だけの料理で
贅沢だと刷り込んだ、明治以降の
プロパガンダに、もういい加減に気付かなくてはならない。

思考停止の現代日本人。
昔の日本人、幕末までの日本人、
私たち自身の先祖の知恵を学ばなくては、
闇の勢力が作る戦争・軍事国家で、
自分の子供が殺される危険な時代がもうそこまで、来ている。

マスコミや狂育のプロパガンダを見抜こう。

テレビを消し、新聞・携帯止め、ヤフー使わず、
どうでもいい情報は最小限に留め、
自分の中にある記憶や身近な人、良質な書籍、
先祖の話に耳を傾けよう。


くれぐれも…ユネスコ世界遺産
和食登録を礼賛するつもりは、毛頭!!ない。
あれは遺伝子組換の大豆と
いづれ波及させたい遺伝子組換の米の
前哨戦に過ぎない。

伝えたいのは、真心を込めて手間暇惜しまず
作り上げられた食が、世界で比類なき
食文化であること。そして、それは一見すると地味で素朴であり
奥深さは、解る者にしか解らないという話だ。

(「逝きし世の面影」第十章にある、地味な万年青(おもと)を

育て楽み愛でる日本人の感性を思う。)
華やかさに魅了される西洋文化が、いかに単純なものか、

ということである。