ただいま日記

洗脳社会〟の手法を「知って。気付いて。」 自分に帰ろう。今に戻ろう。

鳥のこと__その1

 

 

前回の記事で鳥のことに触れたので、

思い出したことを書き留めたく。

 

 

ずいぶん前だがTVを見ていた時のこと。

どこの南の島か忘れてしまったのだが、

島でプランテーション農業を続けた結果、

自然が荒れ果て生態系は破壊され、

禿げ山ならぬ禿げ島となって、

島民は移住し無人島になったそうだ。

その後、約七十年放置された島は、

見事に自然が甦り生物の楽園に復活した。

島が復活したのは鳥たちの運ぶ種だった。

鳥が植樹をする訳ではない。

食べた木実や草の種の含まれた糞が、

島へ運ばれて徐々に樹が生え始めた。

今どきの言葉で言えば、

生物の「天然さ」_あるがままの

行動の中に、自然の復活があることを

伝えている興味深い事例であった。

(TVもまともな番組がたまにはある)笑

 

 

最近は、あまり古い映画を見なくなってきている

世相と思うが、ワタシの子供の頃は、

TVで時々、初期のハリウッド映画を放映していた。

思い出すのは、「鳥」という中高年層には

有名なサスペンスものだ。この映画は、

ヒッチコック作品の中では単純なストーリーだが、

昔の映画は案外と哲学的で、思索を与えられる

余白があった気がする。

が、だとしても色々知り今になって思うと、

ハリウッド名監督ヒッチ・コックも言わずもがな

偽油田側であろう、「鳥」という映画も、

またプロパガンダのために製作されたであろう。

 

 

幕末まで日本は、肉食禁止のお陰で他の動物と同様、

鳥を殺し食べる習慣が一般的ではなかったからだろう。

鳥たちもほとんど狩猟されなかった環境は、

獰猛な側面を持つ鳥であっても、

それは、鳥たちの安寧、人と他の生き物も

命ある仲間として調和や信頼の意識を

もたらしたと思う。

 

 

(江戸時代の治政に生類憐み令という言葉があるけれども。

後年になって造語されたものだそうだ。

当時の言葉ではない。よって綱吉公が犬を溺愛、

保護したというのも、明治期の創作話(捏造)かもしれない。

綱吉公が肉食禁止令として厳しく取り締った理由の本質は、

中世奴隷貿易で暗躍してきたイエズス会の流れを汲む南蛮人らが、

出島以外で隠れ切支丹らと共に、日本に於ける勢力拡大の予防策だった

という見方が妥当ではなか、と思われる。(人間の移動には食糧調達が不可欠だ)

明治から昭和初期までは、綱吉公は庶民に名君として人気の歴史人物だったという。

この話題は中高年層にしか通じないと思うが…。

吉宗公が1970年代〜TVドラマでヒーロー的イメージを作られたと思う。

ところが、吉宗公の治政は史実では特に評価されてはいなかったそうだ。

戦後以降の歴史教育マスゴミTV時代劇や小説などが、

多くの重要な史実や本質を巧妙に隠蔽されながら、

私たち一般人が、どれほど複雑に汚染脳されていることか…。)

 

 

 

江戸時代には、

鳥たちが人間を恐れなかった、近づいても逃げなかった習性は、

冒頭の島の復活の事例と同じで、幕末までの日本では

植物を豊かに育む鳥の役割が全うされていたことが想像できる。

もちろん石油文明はまだ勃興していない時期で、

戦乱のない長年の平和社会も手伝っての、

植物もまた、生態の多様さ繊細さ独自性があっただろう。

自然と人間の和合、素朴な生活や精神性は、

天然の循環を実現していたのだ、と。

それは人の意識の透明性に、

深く関わることであった、とワタシには思われる。

 

 

鳥という存在は虫や微生物、菌、ウィルスと共に、

地球の生態系に無くてはならない生物と言えるだろう。

飛べない生物に比べると、昆虫や鳥は、陸上だけでなく

海、水辺の環境を超えて遠くへ種や花粉を運ぶ。

地球の自然環境をより豊かに植物の循環させる

担い手としての性質は、不可欠な存在である。

だからこその、プロパガンダ

映画のみならず、江戸期までの鳥の楽園を

現代日本人は知る術も無く、その時代の実相に

想像が及ばないよう隠蔽されてきたひとつであろう。

 

戦後復興と収益のため、自然林を排除し杉檜を植林された山は、

昭和40年代から安価な輸入材が席巻し、国内林業は衰退し

山々は荒れ果てている。

急激な都市化に伴い、野鳥の生息に欠かせない水辺、

干潟をほとんど干拓し工場地帯やゴミ処理場と化した。

ダム建設、ゴルフ場スキー場、国道鉄道トンネル整備、

高速道路、海・河川護岸を徹底的にコンクリート固め。

更に…。

 

現代日本社会の現況。マスゴミで度々耳にする、

鳥インフルエンザ’という言葉に冠された恐怖心が、

多くの人の無意識への影響は、如何なるものか。

 

ヒッチコックの「鳥」という映画から与えられてしまった、

恐怖を彷彿とさせるか、それ以上に、現代では鳥が

ウィルス拡散をアピールするようなマスゴミ報道がある。

その影響を受けて、野生の鳥を忌み嫌うような

プロパガンダとなったことに、生態系の本質を鑑みると、

経済効果のある生物、ペット等の愛玩動物以外、

人間が他生物に対して冷酷になるのは、ヤツラの

思惑のひとつであろう。

 

地球で最も重要な生態系に無関心であること、

自然界の普遍性から目を逸らさせ、

カネのために破壊を続けさせ、

99%の人間を完全なる人工世界 (カネ循環社会) へ

邁進させるのが、偽油田の大目標のひとつだ。