ただいま日記

洗脳社会〟の手法を「知って。気付いて。」 自分に帰ろう。今に戻ろう。

駅でのこと。

〜はじめに〜

いい人ぶった正義感の話なので

ご容赦を。 

******************

 

映画を見るのに待合せしていた。

ちなみに、自主上映のドキュメンタリー。

40分も早く着いてしまい、久しぶりに主要駅に

来たので、周辺をウロウロしていたら、

5羽の鳩が噴水の近くでうずくまっていた。

その様子を目にして驚愕した。

どす黒く汚れた羽はボサボサになり、身体の形も

どこか歪んでいて、顔におできのような形も見えた。

これから、楽しみな映画へ行くワタシとは裏腹に、

食べ物に飢えているようで、居場所も定まらない、

うずくまる痛々しい様子の鳩たちに、

心が張り裂けそうになった。

すぐ、段ボールで捕獲して、家近くの大きな公園に

引っ越しさせてあげたい衝動に駆られた。

が、都会の真ん中でそんなことをすると、

頭のオカシな人に思われるだろう、今の世間。

だからこそ、とうとう、

鳩にまで異変が現れている訳だが。

約束もあって、見過ごすより他なかった。

 

以前、駅周辺で見かける鳩たちの様子とは一変していた。

鳩は、どこにでもいて、丈夫でたくましく生き抜く鳥だ、と

思っていた。だからこそ、病的な印象の五羽を

目にし、ショックだった。

 

 

鳥を引っ越しさせるのは到底無理で、他に家族がいれば、

人間の可哀想だからという判断も早計だ。

切ない気持ちを抑え、場所を移動し

仕方なく駅入口にある市街案内の地図を眺めていた。

すると、たくさんの荷物(業務用資材)を運ぶ

仕事中のおじさんが、「道が分からないの?」と、

親切に声を掛けてきた。

(別の意味で、道が分からないんですが。笑)

 

単に、ワタシは地図の中の、道路や川の形を目で追って

いただけなので、「いやいや、勉強中でした。笑」と

トンチンカンな返答に、おじさんも一笑して、作業に戻っていた。

が、こちらから何となく声を掛けたくなって、

「駅構内へ運んでいるんですか。」と質問したら、

「今はテロ対策が厳しくてね、駅内には直ぐ入れなくて

駅の搬入口まで一旦、荷物を運ぶ作業なんだよ。」と。

 

荷受けの作業にさえも、二度手間の負担が掛かっている

“偽”テロ対策のご時勢なのか、と。

思わず、闇の勢力のことを説明しそうになったが、

それも、頭のオカシな人に思われるだろうから、やり過ごした。

 

「一日何回くらい荷物を運んでおられるんですか。」と質問したら、

「多い時は10回くらいだよ。

 駅を行き来するお客さんたちにしたら、迷惑だよね。」

と、言われるから、遊びでウロウロしているワタシからすれば、

おじさんたちは仕事の最中に、駅を行き交う大勢の人に、

気遣っておられる一言に、頭が下がる思いがした。

たぶん、70歳くらいの方だと思う。

 

最近、世代問わず豪奢で洗練され隙のない風貌の人や、

ケイタイ漬けで周囲に無関心な人を目にすると、

不安に駆られる。

街中で、身体を動かして仕事に黙々と精を出している人を

目にすると、ほっとする。

そのおじさんの親切心も、何だか嬉しかった。

 

 

鳩たちの昔は、都心部でも街路樹の根元に生える

雑草で種を食べることができたり虫もいただろうし、

サディスティックに感じるような、ここ数年の街の清掃では

なかったから人間が落とした食べ物のカスも、

鳥達のお腹を満たせていただろう。

あるいは、今のような遺伝組替や添加物だらけの食べ物では

なかったから、それなりに健康だったかもしれない。

人間より小さな動物は、少量でも

食物の質の影響は、大きいのだろうと思われた。

 

 

今や、駅周辺の状況は高層ビルが乱立し、

道路の隅々まで完璧に整備され、歩道にある街路樹の土に

一本の草も生えないほどの、隙間を完全排除。

こうした空間を息が詰まる、というのだ。

 

蟻一匹も住めそうにない土に植えられた

街路樹も、本当に気の毒である。

冬は、電飾までくっ付けられ、休む、眠ることもできない。

植物も夜、暗くならないと生体が狂ってくるのは、人間と同じなのだ。

天然記念物のような樹には懇切丁寧に世話をして、

都会の樹木は美観用の飾りだから、

樹の命のことを考えなくてもいいのだろうか。

人間は人間に平等を求め、快適を求め、

健康美容を求めるのに…。

 

人間だけでなく、動植物も同じように

ヒエラルキー社会を

強いられているのである。

 

更には、遺伝子組換の花の花壇が、

インチキ臭い毒々しい色に覆われている。

それを見て人間は、季節を感じたつもりになっている。

 

 

都会に生きる人間サマは、鳥たちの糞害で

憤慨しているか知れないが、

人間が人工的な空間を作り、自然を排除しようとするから、

糞が害になるだけで、糞はもともと大地の栄養である。

しかも糞は、より植物を繁茂するための種の、命の宝箱である。

つまり、大地を豊かにしてきたのは糞・尿・屍・残渣なのだ。

そのお陰で人間は、この時代まで命を繋げて来られたのだ。

 

二十年以上も前のこと。公園にいたワタシが景色を見ていたら、

全面ガラス張りの巨大建物である公共の生命科学館に、

まっすぐ飛んでいる鳩が、巨大ガラス外壁に激突し落下する

という、誰も知らない小さな事故を目撃した。

今でも記憶に残る、皮肉な出来事だ。

自然界にも、人間の視点での残酷はあれど、冷酷はなかろうに。

 

 

綺麗に完璧に立派にすることで、目には見えずとも、

甚大な弊害を作り出していることを

公の皆サマ、少しは気付いたらどうなんだ、と。

マスゴミ情報や狂育にみんな影響を受け過ぎなんダヨ。

 女性誌や週刊誌、ノウハウ本…、数多の文字映像情報、

 現代科学や西洋礼賛など、もう勘弁して欲しい。

 あらゆる印刷物、製紙も、樹木を伐採し続けている訳で。

 

 

 

 

もっと大きな枠であり生命に最も大切な、

生態系、命の偉大な営みを壊しているのは、

人間なのだッ!ということが何故分からないのかが、

解らない。

糞ごときで騒ぐ人間のみみっちぃ感覚や

キレイ好きの度を過ぎた潔癖性も、

またカネにまつわる心理が起因していることもあろう。

現代のマスゴミで騒ぐ病原菌(鳥インフル等)は、

人間がバラまいているのが真相だ。

 

 

カラス、スズメ、ムクドリセキレイ、カモ、サギ、トンビ…。

里山だった場所も、どんどん宅地化、商業化して行き場を失っている。

 

幕末までの日本は、人が近づいても鳥たちは逃げなかったという。

ニワトリの毛繕いまで人がして可愛がり、庭にはフクロウが住み、

カササギは人の子をお守りしていたという。今では考えられない

生物にとっての夢の世界が江戸社会にあったのだ。

多種多様の鳥たちは命を謳歌する自然の豊かさの中で、

日本は、こどもの天国であり、鳥たちの楽園と、

当時の訪日欧州人が伝聞記録がある。

 

 

現代日本は、その欧州勢の策謀であった国家瓦解の道を

歩き始め、この地の自然は破壊の一途を辿っている。

現代の人間サマは立派な建物の中で過ごし、

たらふく食事をし、売残り食品を大量に焼却廃棄し、

防災・安全に熱心だ。

食も住処もままならない動物達が毛嫌いされる。

現代人こそが、頭のオカシな病んだ生物だ。

 

 

偽ユダ達が以前にも増して、

日本自治体の税金や

日本企業の資本を使って、更に借金も作らせ

日本の偽再開発を急ぎ、

巨大建造物建設や大規模都市整備を繰り広げている。

日本人の息を詰まらせんばかりである。

 

 

時代は変わっても、豪奢な建造物や、

外見・立場が他者から崇められ立派に見える人間や物質に、

弱き者小さき生物への慈悲が、表われることはないだろう。

立派であることを志向する者は、

外側の基準での優位が、存在意義なのだから。

円い地球にはそぐわない。

実のない穂が、こうべを垂れることはないだろう。

 

立派な立場の者へ憧憬を持つ者も、また

目に見える基準・外的基準で判断する心の盲目が

この現代の偽社会(マスゴミ信奉・西洋礼賛)を牽引している。

 

 

優秀でご立派な人たちが連呼する、

愛とは何だろうか…。

‘カネを愛する人間’の群れが作り上げた

今の都会は、地球の病巣だ、とワタシは思う。