過程・道程・プロセス…。
その時間に、如何に豊かな喜怒哀楽があるかを思う。
人生は過程・道程・プロセスそのものがご褒美、なのだと。
植物は、種が土に落ち蒔かれ、やがて芽が出て葉茎が育ち花を開く。
その間、絶え間なく根は地へと命の素をと広げていく。
地中の活動が地表の世界のそれを支えている。
無意識と意識の世界。人間の想念の活動と重なる。
見える世界ではない、見えない、見せない、
その奥行きがやがて表の世界で真実を顕わしていく。
見えないことのプロセスなくしては、
この見える世界は存在しないことを
想う。
そして、根から花まで…
ミクロの細胞の集合体が宇宙の摂理に則って
生命活動が刻々と営まれている。
可視できないけれども
存在している。
生物は人間も含め、ミクロ宇宙の集合体で
可視化は間接的にしかできない。
意識ではそれを感じられる。
その落差を常に思う。