なぜだか葉加瀬太郎の演奏を聴きたくなって
Youtubeで検索して聴いてみた。
何だか、心にしみる。
何だか、大げさ。
何だか、ドラマチックで、やけに作り事。
ああ、現代はコミックなんだな…と思った。
もう、渾身の・本気の・時代を経た魂は、
ちょっと客観の世界でこの世を見ている。生きている。
だけれども、「今」に在らんとする意識の世界…。
だれもが、この世(三次元にて)の演者だと
気付きかけている。
それが、コミックなのだ。
立川志輔の落語も大好きなのだけれど。
落語を聞いていると、
この人は多分、すごく、コミック誌が好きな
落語家なのじゃないかな?!という
描写が随所にある。
現代の表現者の大半は「コミック」なのだな…。
真剣だけれども傍観者。
人生の悲喜交々は主観ではなく、
幾多の魂の人生経験で操る技を身につけつつある。
一生懸命と脱力。
冷静と、…情熱。
言語化しようのない無自覚なその熱情が解るのは次の時代か…洗脳社会故に。
主観を腫れ物のように恥部のように恐れながら照れながら、、
扱う時代の…客体・客観。
そんなスタンスが現代日本社会なんだなぁ…と思った次第。